第9回  パナマ×コスタリカ『大自然に暮らす珍獣と絶景のカリブ海で海賊を追う!』

国境ハンター:古河耕史

世界の国境を歩いてみたら・・・ 今回の舞台は中米、パナマ共和国とコスタリカ共和国。
「中米・・・ブラジルやアルゼンチンの南米なら何となくイメージできるが、中米ってどんな国々なんだろうか」と思う方も多いはず。国境ハンター古河耕史もその1人。
彼が降り立ったのは、パナマのトクメン国際空港。まずは、パナマを知るために首都パナマシティへ。その道中、ドライバーからある情報が...。パナマシティには最も危険な世界遺産の街があるというのだ。いったいどんなところなのか?そこは、カスコビエホという世界遺産。約350年前に海賊に襲われた街を再建したパナマの旧市街だ。コロニアルな建築物が立ち並ぶ街並み・・・もちろんそれだけでは何も怖くはない。実はこの世界遺産にはスラム街が隣接しているのだ。ガイドブックにも、「近づくな!」と注意書きがされているそのスラムに、ハンターは、興味津々。パナマの実情を取材しようとスラム街を歩き始める。すると・・・「その路地には入るな!身ぐるみはがされるぞ!殺されても知らないぞ!」などと街行く人から止められるハンター。スラムの路地裏では殺人事件が頻繁に起きているらしい。地元の人さえ近づくことが出来ない、危険な体験から旅はスタートする!不安を抱えつつコスタリカとの国境へ近づくと、ここでも緊張の状況が待ち受けていた。国境周辺を取材中に近づいてきたのは地元警察。国境付近であやしい行動をとるハンターを不審に思い、職務質問をしてきたのだ。実は中米の国境は、南米から北米への麻薬移送ルートとなっているのだった。中米の国境は危険がいっぱい。しかし、美味しい南国グルメもいっぱい。そして絶景もいっぱい。コスタリカの国土の4分の1を占めるのは大自然の国立公園。そこには中米固有の動植物の数々が。そしてその国立公園の奥深くには、数百年間、文明と離れ、自然と共に暮らす先住民たちの集落が・・・。ハンターは彼らの生活に密着!パナマ×コスタリカの国境で、いま何が起きているのか?そのリアルに迫った!!