9月24日~28日

9月24日(月)
「就活ルール廃止の波紋」

ゲスト:河合 薫(健康社会学者)、福島 直樹(就職コンサルタント) 

経団連の中西会長が、新卒学生の採用日程に関する「就活ルール」を廃止する意向を示した。日本企業と外資との人材獲得競争が激しい今、多くの企業が同じ時期に学生を採用する「新卒一括採用」を見直すべきとの声も聞かれる。一方、ルールが無くなれば、企業による「青田買い」が増え、学生が学業に専念できなくなるとの懸念や、若者の失業率が高くなるとの意見も。グローバル化の中、「新卒一括採用」「年功序列」「終身雇用」という日本型雇用は無くなっていくのか?


9月25日(火)
「企業の稼ぐ力どう強化? 報酬改革&経営戦略は」

ゲスト:内ヶ﨑 茂(三菱UFJ信託銀行 HR戦略コンサルティング室長)

「企業価値を中長期的に高めていく方策」とは、何か。その一環として役員報酬制度の改革に取り組む企業が、近年増加している。経営陣がリスクを取った大胆な経営改革に挑みやすくするため、業績に連動させて株を付与するケースも多い。株主や投資家と同じ目線での経営を促し、企業の「稼ぐ力」の強化につなげるのが狙いだ。
ローリスク・ローリターンから脱却し「攻めの経営」を促進するためには何が必要なのか。企業経営の最前線を伝える。


9月26日(水)
「大相撲九月場所大総括!横綱の意地とは?」

ゲスト:北の富士 勝昭(第52代横綱)、旭道山 和泰(元小結)、杉山 邦博(相撲ジャーナリスト)

先ごろ千秋楽を迎えた大相撲九月場所。8場所連続で休場をしていた稀勢の里が土俵に戻り、15日間の土俵を務めあげた。久しぶりに三横綱が揃い、上位を目指す三役も元気で盛り上がった場所に。そして、やはり強かった白鵬。横綱はじめ、上位陣が切磋琢磨する場所は面白い。
そこで今回は、レギュラーの元小結・旭道山氏&相撲ジャーナリスト・杉山邦博氏の二人に加え、第52代横綱・テレビ解説者としておなじみの北の富士勝昭氏を迎え、九月場所を振り返る。さらに北の富士氏に、自らが締めた横綱の重責、そして千代の富士、北勝海と横綱二人を育てた親方として、その横綱論を語ってもらう。


9月27日(木)
「"大人のひきこもり" 8050問題とは何か」

ゲスト:斎藤 環(精神科医 / 批評家 / 筑波大学医学医療系社会精神保健学教授)、池上 正樹(ジャーナリスト)、ぼそっと池井多(ひきこもり当事者)

これまで、若者特有の問題として扱われてきた日本の「ひきこもり」問題。
近年、それが長期化・高齢化していく中で、"大人のひきこもり"が深刻になっている。
親と子の年齢から「8050(80代の親と50代の子)問題」と呼ばれる問題も顕在化し、行政も動き出している。
しかし、実態はわかりづらいこの問題。「ひきこもり」研究の第一人者である精神科医とジャーナリスト、そしてひきこもりの当事者をスタジオへ迎え、"大人のひきこもり"と「8050問題」について考える。


9月28日(金)
「ロシア・プーチン大統領の真意は?」

ゲスト:下斗米 伸夫(法政大学法学部教授)

今月12日、ロシアのプーチン大統領は、ウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」の全体会合で突然、安倍総理大臣に「前提条件なしで年内中に平和条約を締結しよう」と提案した。
これに対して苦笑いを浮かべた安倍総理だったが、この発言は日本とロシアにおける領土問題の解決を事実上棚上げするもので、日本の従来の立場とは相いれない提案だ。
この発言の真意はどこにあるのか。また日本とロシアの関係は今後どうなるのか。ロシアの専門家である法政大学の下斗米伸夫教授に聞く。