10月1日~5日

10月1日(月)
「快進撃のニッポン柔道」

ゲスト:山口 香(筑波大学大学院教授)、金野 潤(全日本柔道連盟強化委員長)

アゼルバイジャンでの世界柔道選手権で過去最多のメダルを獲得した日本。2020年東京五輪への期待が益々高まる。88年ソウル五輪をはじめ、数多くの世界大会でメダルを取った山口香氏と、この秋のアジア大会や世界選手権で選手たちに帯同した全日本柔道連盟の金野潤強化委員長をスタジオに招き、五輪への展望や強化策などを聞く。さらに、9月末に開催される「学生柔道体重別選手権」で活躍する若手選手にも注目する。


10月2日(火)
「内閣改造も多難な船出  貿易で日米経済冷戦は?」

ゲスト:太田 昌克(共同通信社 編集委員)、安井 明彦(みずほ総研 欧米調査部長)

10月2日に内閣改造を行う安倍首相。今後、最大テーマの一つが日米貿易問題だ。首脳会談では、日米物品貿易協定の締結に向け、農産品の関税を含む2国間交渉に入ることで合意。交渉中は、日本製自動車の輸入制限を発動しない。しかし、露骨な保護貿易主義を掲げるトランプ大統領。中間選挙を控え、「日本の時間稼ぎ」と見れば、どんな要求で迫ってくるのか?激しくなる米中貿易戦争の動きと‟安倍・トランプ交渉"の行方を展望。


10月3日(水)
「"対米交渉で歩み寄り?"日中首脳会談のナカミ」

ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所 主席研究員)、近藤 大介(週刊現代 編集次長)

40周年の節目を迎える"日中平和友好条約"に合わせ、開催が決まった日中首脳会談。経済・安全保障など新たな関係構築を目指すとされる一方で、両国が抱えているのがアメリカとの貿易問題。
アメリカによる中国への制裁関税第三弾が発動され、日本にも影響が出始めたこのタイミングで、"対米交渉カード"として互いを利用したい安倍首相と習近平国家主席。しかし、日本が中国を支えていた当時とはうって変わり、経済大国に成長した中国。今やGDPは足元にも及ばず、成長産業は中国の下請けになりつつある。
果たして、対等な交渉を進めることはできるのか?立場が逆転した日中関係の現状、そして新たな連携の具体的なナカミを考える。


10月4日(木)
「中間選挙まで1カ月 アメリカの行先は?」

ゲスト:ジョナサン・ソーブル(ジャーナリスト / 元NYタイムズ記者)、中林 美恵子(早稲田大学社会科学総合学術院 教授 / 元米国連邦議会上院予算委員会 補佐官)

アメリカで「中間選挙」と呼ばれている、大統領選挙と次の大統領選挙の間で行われる連邦議会議員を選出する選挙が行われる。この選挙は、現職大統領の手腕の評価・人気のバロメーターとも言われている。
世界の誰もが予想しなかった大統領として選出されたトランプ大統領について、アメリカ国民はどのような審判を下すのか? そしてその審判によって、アメリカ社会はどう変わっていくのか?
あと一か月後に迫ったアメリカ中間選挙はどのような結果になるのか。アメリカ政治に精通している早稲田大学教授・中林美恵子さんと、ジャーナリストで元NYタイムズ記者のジョナサン・ソーブルさんが、大胆に予測する。


10月5日(金)
「変化してきた日本人の生活意識」

ゲスト:石寺 修三(博報堂生活総合研究所 所長)

景気が回復していると言われている日本。しかし消費は依然として低迷している。その要因は所得が増えないから。総務省が発表している家計調査によると、2000年から2017年にかけ勤労者世帯の可処分所得=いわゆる手取りの収入は年間47万円減り、全世帯の消費支出も年間41万円減っている。
そんな中、日本人の生活意識も様々な面で変わってきているという。博報堂生活情報研究所が1992年から調査している「生活者の意識調査」の最新結果をもとに、日本人の生活意識がどう変わってきたのか、またその理由は何かについて、同研究所の石寺修三所長に聞く。