第3回  自然の中でアートと対話できる場所『クレマチスの丘』(静岡・長泉町)

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●自然の中でアートと対話できる場所「クレマチスの丘」へ。
日本の美術館の魅力を纏めた一冊の本『フランス人がときめいた日本の美術館』。著者でフランス人の美術史家ソフィー・リチャードさんのメッセージをヒントに、女優、藤田可菜が日本の美術館の魅力を再発見するトキメキの旅へ。今回の舞台は、自然の中でアートと対話できる場所「クレマチスの丘」です。

●広大な敷地に、4つの美術館が並ぶ複合施設
およそ4万㎡の広大な敷地には、ベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館、IZU PHOTO MUSEUM、ヴァンジ彫刻庭園美術館が並ぶ複合文化施設。具象彫刻の巨匠・ジュリア―ノ・ヴァンジ。

●戦争の体験を作品に昇華させた2人の作家の個人美術館も。
「クレマチスの丘」には、戦争の体験を作品に昇華させた2人の作家の個人美術館が、四季折々に咲くクレマチスの花に彩られながら佇んでいました。企画展では、須田悦弘「踊場」「カザグルマ」を紹介。間の感じさせる作家とソフィーさんが称した美術作家です。さらに、ビュフェが故郷トスカーナの風景に似ているという窓辺を見ながらトスカーナ料理を楽しめるレストランも紹介。

「クレマチスの丘」は、一日中アートと対話しながら、自然を楽しめる場所でした。

紹介作品:ジュリア―ノ・ヴァンジ「層になった木を眺める人物」「立っている男」「チューブの中の女」「回る男」、ベルナール・ビュフェ「キリストの受難:笞刑」など

協力:クレマチスの丘