第15回  修験道の寺・聖護院~もう一つの意外な顔~

今回は、京都市左京区にある山伏の総本山・聖護院門跡を訪ねる。天明の大火によって御所が火災にあった際は、光格天皇の仮皇居ともなった格式高い宮門跡で、寺の中心ともいえる宸殿には、狩野派の豪華絢爛な障壁画100余面が並び、訪れる人を圧倒する。今回番組では、普段は一般の人は入れないという、光格天皇が天明の大火時に避難生活を送った部屋を特別に取材させてもらう。また、狩野派による圧巻の障壁画の魅力はもちろん、重要文化財の書院に秘められた物語など、厳しさの中にユニークな顔を持つ聖護院門跡の歴史とその魅力を紐解いていく。さらに、この地で生まれたと伝わる京都の銘菓「八つ橋」の誕生エピソードにも触れる。

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