第7回  民藝品と調和する建築『日本民藝館』(東京・目黒)

japanese-museums_07 日本にはバラエティに富んだ魅力的な美術館があります。それを気付かせてくれるのは、フランス人の美術史家・ソフィー・リチャードさん。10年かけて日本の美術館を巡り、その魅力をまとめた書籍『フランス人がときめいた日本の美術館』が話題となっています。
そんな彼女のメッセージをヒントに、「トキメキ」の旅に出掛けるのは、女優の野村麻純。
古き良き日本人の暮らしを思い出させてくれる美術館「日本民藝館」が今回の舞台です。東京・渋谷にほど近い駒場にあり、都会の真ん中とは思えない佇まいで迎えてくれる美術館、そこに集められたのは、陶器や着物など17000点を誇る民藝品の数々。その多くを集めたのが、初代館長で思想家の柳宗悦です。それまでに注目されることのなかった名もなき民衆の日用品を収集し、その美の魅力を世に広めた人物。ある工芸品と出会ったことで、彼の人生は大きく変わります。その作品とは?番組では、柳が暮らした家にも足を運び、柳のこだわりと美意識に触れます。さらに、柳とともに、民藝を広めた陶芸家で人間国宝にも認定された二代目館長・濱田庄司の作品も紹介します。柳、濱田が「日本民藝館」を通して伝えたかった思いとは?
「民藝品とそれに合わせて造られた建物の見事な調和が最高」とソフィーさん。日本民藝館は、日々の暮らしの中に調和する美に触れ豊な気持ちになる、そんな美術館でした。

紹介作品:猪口、着物、赤絵丸文(角瓶)、鉄絵黍文(大壺)、飴釉地掛筒描(楕円鉢)、白磁壺、染付秋草文面取壺ほか

取材協力:日本民藝館