第10回  フランス・日本の美意識の出会い『箱根ラリック美術館』(神奈川・箱根)

japanese-museums_10 日本にはバラエティに富んだ魅力的な美術館があります。それを気付かせてくれるのは、フランス人の美術史家・ソフィー・リチャードさん。10年かけて日本の美術館を巡り、その魅力をまとめた書籍『フランス人がときめいた日本の美術館』が話題となっています。
そんな彼女のメッセージをヒントに、「トキメキ」の旅に出掛けるのは、モデルでタレントの松本愛。
箱根の樹木に包まれ、自然の中に佇む「箱根ラリック美術館」が今回の舞台です。ここは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したモダンジュエリーの創始者であり、ガラス工芸の類まれな巨匠として知られるフランス人 ルネ・ラリックのためだけに建てられた美術館。彼の代表作と呼ばれる「蝶の妖精」などのモダンンジュエリーや、ラリックとジャポニスムの関係性を紐解く彼のデッサンも披露。ラリックの自由な創作の原点に迫ります。ソフィーさんは、「作品がささやくアーティストの人生」にも注目していました。番組では、パリ万博でグランプリを受賞しながらも時代に翻弄され、新ジャンル「ガラス工芸」へ挑んでいったラリックの心の内にも焦点を当てながら、「美しいものをできるだけ大勢の人々に楽しんでもらいたい」と残した彼の言葉にふさわしいガラス工芸作品の数々を紹介します。そこは、フランスと日本の美意識が出会う素敵な場所でした。

紹介作品:ブローチ「蝶の妖精」「松に四羽の白孔雀」「白鳥」、ペンダント「冬景色」、香水瓶「シクラメン」「ダン・ラ・ニュイ」「三羽のツバメ」、ランプ「フォーベット/B」他

取材協力:箱根ラリック美術館