第28回  ハイチ×ドミニカ共和国 後編『カリブ海の美しい島の"格差"』

国境ハンター:古河耕史

世界の国境を歩いてみたら・・・ 「ハイチ×ドミニカ共和国」前編に続いて、緊迫の後編です。
ハイチ全土に広がる反政府デモの影響で、北部の街・カパイシアンで足止めをくらっていた国境ハンター・古河耕史。空路で首都・ポルトープランスを目指します。首都はこれまで以上に厳戒態勢がしかれていて、自由な撮影ができる状況ではありませんでした。しかし、街中で果敢にインタビュー取材を行って、ハイチの現状をハンティングしていました。...すると、撮影中に突如として発生したデモ隊に遭遇!身の危険を感じた撮影隊は、大急ぎで国境へと逃げるのでした。
やってきたのは国境の街・フォンハリジエン。ここで休憩のためミネラルウォーターを購入したハンターは、ペットボトルの容器に「水」という漢字が書いてあることに気づきます。店員に詳細を訪ねると、近くに「水を作っている」という日本人がいるとの情報が...。早速向かってみるとハイチの水不足の現状をなんとかしようと、井戸を掘り水を販売している林美穂さんと出会います。また林さんは国境沿いのロッシュ村で植林活動も行っているとのことでした。植林活動に同行し、その真意を聞くハンター。そこにはハイチが国際社会の中で置かれている現状があったのです。さらに国境を越えようとしたところ、またしても国境沿いで暴動が発生!ルート変更を行って、なんとかドミニカ共和国に再入国できたのです。
一方のドミニカ共和国では、ハイチ側とはうって変わって平穏な時間と空気が流れていました。そこでドミニカ共和国の経済発展の理由を知る国境ハンター...旅の終わりに訪ねた場所は、この島を発見したコロンブスの墓でした。