1月28日~2月1日

1月28日(月)
「小説ハゲタカの作者が見た平成という時代」

ゲスト:真山 仁(作家・小説家)

小説を通して「平成」という時代を見据え、来るべき未来を予言してきた作家・真山仁。代表作『ハゲタカ』は、バブル崩壊と共に襲来した外資系ハゲタカファンドと日本企業との攻防を通じて、日本型企業や経済システムの限界に警鐘を鳴らした。そして、平成の最後に起こった日産自動車・ゴーン会長の逮捕劇は、『ハゲタカ』になぞらえれば、今後の国家間経済戦争の激化を予感させる出来事だった。
「失われた平成の30年」を振り返りながら、日本の経済、そして社会の課題と展望を、真山氏と共に考える。


1月29日(火)
「岡田克也氏が1強多弱斬る 平成政治の熱狂と迷走」

ゲスト: 岡田 克也(衆議院議員 / 元外相)、川上 和久(国際医療福祉大学 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部 教授)

参院選へ向け、野党も今年は勝負の年。衆院会派「無所属の会」は、代表だった岡田克也氏ら9人が先日、立憲民主党の衆院会派に合流。「参院選迫る中、野党の膠着状態を動かすための決断」と語った岡田氏だが、かつては自民党を皮切りに政治改革に邁進した一人である。
平成の政治史は、そんな「政治改革」の歩みだった。選挙制度改革や、二度の政権交代......。しかし、目指した「二大政党制」は今や遠い幻影に。岡田氏は平成政治をどう総括し、今の「1強多弱」の国政をどう打破するのか?


1月30日(水)
「子育て支援 理想と現実のハザマ」

ゲスト:駒崎 弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事)、松久 晃士(ワーク・ライフバランス コンサルタント)

安倍内閣が推進する子育て支援政策。超党派の議連なども立ち上がり活発に議論が交わされる一方で、「現実にそぐわないのでは」という声も高まっている。例えば、今年10月に消費税増税と同時に施行される幼児教育無償化制度。果たして、その方向性は有効な少子化対策となるのかどうか。
番組では「男性の家庭進出」という逆転の発想を持って新しい支援のあり方を提言する、厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員会委員・認定NPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹氏、そして、愛知県警をはじめ1000社もの企業や公的機関の働き方を改革してきたコンサルタントの松久晃士氏をスタジオに招き、「働き方改革」と両輪をなす「子育て」について、本当に国民が求めている「支援」とは何かを検証する。


1月31日(木)
「稀勢の里引退 大相撲一月場所総括」

ゲスト:旭道山 和泰(元小結)、杉山 邦博(相撲ジャーナリスト)

進退のかかった一月場所で初日から3連敗を喫し、引退を決意した横綱・稀勢の里。横綱昇進以来、ファンの期待に応えようとしてきたが、けがを乗り越えることはできず、満足な相撲を取ることができないままだった。 それでも、引退会見で「一片の悔いもない」と話した稀勢の里。"我慢の横綱"の記憶に残る取組を振り返り、その魅力を改めて語る。
一方で、稀勢の里引退後の大相撲を担うべき、若手の成長も見られた今場所。次の横綱は誰なのか? 大相撲新時代を占う。


2月1日(金)
「1週間の振り返り」

ゲスト:吉崎 達彦(双日総合研究所 チーフエコノミスト)

金曜日はBS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、1週間のゲストの注目発言を振り返りながら各界の専門家やオピニオンリーダーの方々に意見を聞きます。さらに各新聞の気になる記事を鋭い視点で分析。知って得する街の話題のあれこれもお届けします。