第20回  メトロポリタン東京の驚くべき歴史を知る『江戸東京博物館』(東京・両国)

japanese-museums_20 日本にはバラエティに富んだ魅力的な美術館があります。それを気付かせてくれるのは、フランス人の美術史家・ソフィー・リチャードさん。10年かけて日本の美術館を巡り、その魅力をまとめた書籍『フランス人がときめいた日本の美術館』が話題となっています。
そんな彼女のメッセージをヒントに、「トキメキ」の旅に出掛けるのは、女優の藤田可菜。
今回、ソフィーさんがオススメするのは、東京・両国にある「江戸東京博物館」です。江戸と東京の歴史と文化を振り返り、未来の東京を考える博物館として平成5年、1993年に開館されました。高床式の「倉」をイメージしたユニークな建物。常設展では、江戸時代から現代までのおよそ400年間を中心に歴史や生活文化を、復元された模型や豊富な実物資料を使って展示しています。ソフィーさんが『知恵と知識が、生み出した』という、江戸の暮らしから生まれた今につながる便利グッズや食べ物、何度も大火に見舞われたことで生まれた「エコシティ」など、江戸の人々の驚くべき知恵を知ることができます。さらに、ソフィーさんが、『乗り越えて生きるヴァイタリティ』に関心したと言うように、食にも、娯楽にも楽しみを見出していた江戸の人々の生き様を垣間見ることができます。「江戸東京博物館」は、東京の今に受け継がれ、今も生きている江戸に出会える、そんな場所でした。

紹介作品:「日本橋復元模型」、「東都名所 日本橋真景并二魚市全図」 歌川広重、「江戸火事図巻」田川幸春ほか

取材協力:江戸東京博物館