第27回 特別公開!大徳寺塔頭~戦国武将の面影を求めて~
今回は、戦国武将の面影を求めて、京都市北区紫野にある臨済宗大徳寺派大本山・大徳寺の通常非公開の三つの塔頭寺院を訪ねる。一つ目は、織田信長の菩提寺・総見院。豊臣秀吉が信長を弔うために建立した寺院で、「総見院」の名は信長公の法名に由来。木造織田信長坐像は等身大で、最晩年の信長の面影を表しているという。二つ目は、信長が父・信秀の供養のために創建し、千利休ゆかりの庭「直中庭」で知られる黄梅院。三つ目は、加賀前田家の菩提寺・興臨院。本堂、表門、唐門は室町期創建の禅宗建築の代表作。番組では、これら三つの寺院の春の特別公開に合わせて、ふだん見ることが出来ない美しい庭園や戦国武将ゆかりの遺産など、貴重な文化財の数々に触れながら、知る人ぞ知る古刹の美を探って行く。