第34回  元寇の新事実 沈没船からお宝発掘!

スタジオ出演者:高橋 真理子(朝日新聞 科学コーディネーター)、近藤 成一(放送大学 教授)

歴史科学捜査班_34

鎌倉時代に起きた最大の出来事、元寇。当時世界最大の陸地を支配していたモンゴル帝国が東の海の小国、日本に対して1274年の文永の役、1281年の弘安の役と2度の襲来作戦を仕掛けた。兵力の差は圧倒的不利な状況で、通説では2度の襲来を防いだのは、「神風が吹いた」とされていたが、近年の研究では異なる点があるという。果たしてどういうことなのか?その真実を探るため捜査班は気象学の見地から「神風」の検証を行う。 また、2度の襲来を防いだ鎌倉武士。彼らの奮戦ぶりや戦いの最大のポイントとなった石を積み上げて作られた元寇防塁も分析する。さらに長崎県鷹島の海底でおよそ700年以上前に沈んだ船が2艘発掘された。その沈没船の遺物から元寇の実態を捜査。浮かび上がる新たな事実とは?