第45回  アメリカ×カナダ『世界"最長"の絶景に引かれた国境』

国境ハンター:小池良介

アメリカ×カナダ編 世界最長の国境 ※選りすぐりディレクターズカット編

世界の国境を歩いてみたら・・・ アメリカ・ニューヨーク在住の国境ハンター小池良介がアメリカとカナダの国境を歩きます。
今回の舞台、アメリカ・カナダの国境は約9000キロ...同じ2カ国間の国境としては世界最長の国境です。 旅の始まりは、パイニー・パインクリーク・ボーダー空港から。ボーダーの名を冠するだけあって、世界でも珍しい2カ国間にまたがる空港。
◆飛び地の国境
カナダの中にぽつんと存在するアメリカの飛び地、ノースウエスト・アングルへと辿り着いた国境ハンター。辺境の飛び地に存在するだけあって、入国審査もかなり独特。国境ハンターは初めての「テレビ電話」での入国審査におっかなびっくり!飛び地に暮らす人々とのふれあいは、釣りあり、調理ありで、心温まるひとときでした。
◆先住民と国境の歴史
カナダにあるバッファロー・ポイントと呼ばれる、アメリカ大陸先住民が暮らす場所。ネイティブ・アメリカンとの邂逅は、北米の「国境の歴史」は先住民と「侵略者」たちとの果てしない戦いであったことを知る契機となりました。それもまた「国境」のひとつの真実...。
◆国境のリアル 不法入国者に揺れる街
街で情報を聞きつけ、向かったのは国境の街・エマーソン。米・ミネソタ州と接するこのカナダの小さな街は、最近、不法入国者の話題でもちきり。アメリカ政府の移民政策が大きく変化していく中、カナダへと「逃げて」くるアフリカ系移民たちがあとを絶たないという。死を覚悟しながらも国境を越えて来ざるをえない人々の現実に、国境ハンターは思わず絶句します。
◆絶景を求めて ナイアガラの滝は国境だった!
ナイアガラ・フォール・シティへと辿り着いた国境ハンターは、世界三大瀑布のひとつに数えられる、ナイアガラの滝へと辿り着きます。実はこの世界的に有名な滝も国境で分けられた場所。人間が人為的に引いた線=国境と、大自然の生み出した絶景を前に、国境ハンターは、一体何を思うのでしょうか...?