6月24日~6月28日

6月24日(月)
「"人生100年時代"年金は大丈夫か?」

ゲスト:小黒 一正(法政大学経済学部 教授 / 元大蔵官僚)、荻原 博子(経済ジャーナリスト)

「老後資金が2000万円足りない」という金融庁の報告書が、波紋を呼んでいる。報告書案の「公的年金だけでは生活水準が低下」「自助の充実」といった記述に、「政府は責任を放棄するのか」と批判が殺到。慌てた麻生大臣は、報告書作成を依頼する立場でありながら「誤解と不安」を与えるとして、これを受理しないという前代未聞の対応で火消しに躍起だが、これが逆に「火に油を注いだ」形だ。
「あくまで平均値」「全員に当てはまらない」のは事実だが、年金だけで暮らせない人が出るのもまた事実。つい最近まで「100年安心」と謳っていた公的年金制度は、「人生100年時代」の国民の老後を支えるのに、本当に大丈夫なのか?自助を呼びかける金融庁への反発も多かった一方で、我々はいかなる自助努力をしておくべきなのか?年金問題のプロが徹底解説する。


6月25日(火)
「G20へ安倍外交戦術は? 米中摩擦とイラン危機」

ゲスト:若宮 健嗣(自民党衆議院議員 / 衆議院 外務委員会 委員長)、長島 昭久(衆議院議員 / 会派「未来日本」代表)

28日から、大阪でG20首脳会議が開催される。経済・貿易や環境問題などが議論されるが、注目は各国の首脳外交だ。再選立候補を表明したトランプ大統領は、米中首脳会談で、中国にどんな取引を迫るのか?そして今年3回目の日米首脳会談では、安倍首相が仲介したイラン問題に世界が注視する。
南シナ海・中東情勢、北朝鮮問題など、安全保障分野の討議も目白押し。外交・安保に精通する与野党の論客が、日本の外交戦術を説く。


6月26日(水)
「菅官房長官に聞く 令和の日本」

ゲスト:菅 義偉(内閣官房長官 / 自民党衆議院 議員)

約7年に渡り、安倍1強体制を官房長官として支えている菅義偉氏が生出演。新元号の発表会見以来、ネット上で若者からも「令和おじさん」と親しく呼ばれるようになった菅官房長官。長く政権を支え続けている「その極意」とは?
そして、今国会を振り返って与野党の議論は実りあるものとなったのか?G20大阪サミットで、議長国である日本が果たすべき役割とは? 日本は東アジアの山積する課題の数々に、今後どのように対応すべきなのか?その他、来る参議院選挙、衆議院の解散時期、2020年に向けての与野党の政策論争の行方......などなど、様々な角度から令和の日本の政治について直撃する。


6月27日(木)
「世界が注目!遺伝子検査の"いま"」

ゲスト:佐藤 バラン 伊里(ジェネシスヘルスケア 代表取締役)、西原 広史(慶應義塾大学医学部腫瘍センター ゲノム医療ユニット長)

今月から、「がん」にまつわる遺伝子検査が保険適用対象となった。効果的な薬を選ぶ医療の普及につながると期待されるが、究極の個人情報とされる遺伝情報による差別から患者をどう守るかなど、課題も多い。そもそも遺伝子検査とは何なのか?専門家を招き、遺伝子検査の最新事情に迫る。
自宅で唾液を採取しポスト投函するだけ......アジアを中心に、そんな安価な遺伝子検査ビジネスが大流行しているが、果たしてこれは、予防医療の救世主となりうるのか?そして、遺伝子検査をめぐる「医療とビジネスの壁」とは!?


6月28日(金)
「老後資金と菅官房長官が語る参院選」

ゲスト:吉永 みち子(ノンフィクション作家)

金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
今回取り上げるのは、月曜日の放送からの発言。「老後資金が2000万円足りない」という金融庁の報告が波紋を呼ぶ中、我々はいかなる自助努力をしておくべきなのか?年金問題のプロが徹底解説した。
そして水曜日の放送には、約7年に渡る安倍1強体制を官房長官として支える、菅義偉氏が出演。参院選の勝敗ラインなどを聞いた。