6月3日~6月7日

6月3日(月)
「巨大地震に備える街作り~微動探査の試み」

ゲスト:先名 重樹(国立研究開発法人防災科学技術研究所 主幹研究員)、長嶋 修(不動産コンサルタント)

30年以内の「首都直下型地震」の発生率は70%以上、そして、想定死者数23.1万人とも試算される南海トラフ地震も予想される中、防災対策の可及的速やかな実施は、今や切実な問題となっている。
そんな中で、地震時の地盤の揺れやすさに対する有用な地盤調査法とされる「微動探査」という調査手法が、地震に強い街づくりに活用できないかと、注目を集めている。この手法によって、揺れ易い地域、揺れ難い土地を念頭に置いた市街地化や、いざという場合の仮設住宅の候補用地確保など、防災対策に新たな広がりも展望できる。
新たな地盤調査法「微動探査」の実効性と実用化の可能性について、地震、街づくりの専門家を招き、明らかにする。


6月4日(火)
「天安門事件30年の波紋 経済&軍事で中国野望は?」

ゲスト:林 芳正(日中友好議員連盟会長 / 自民党 参議院議員)、村井 友秀(日本防衛学会会長 / 東京国際大学国際戦略研究所 教授)

今日は、中国で軍が武力で民主化運動を鎮圧した、天安門事件から30年目の日。この間、「経済的関与を深めれば中国は民主化する」と期待を寄せたアメリカだが、その希望は砕かれ、今や米中は貿易問題で大激突。
そして中国は民主化どころか、秋の建国70周年を睨み、習近平政権に批判的な人物を拘束し、言論統制を強めている。
経済・軍事・ハイテク技術で覇権を目指し、世界を翻弄する中国の野望とは?対中国政策で、日本の取るべき針路を聞く。


6月5日(水)
「70歳まで働きますか?シニアの選択」

ゲスト:村田 弘美(リクルートワークス研究所グローバルセンター センター長)、渡部 卓(帝京平成大学 現代ライフ学部 経営マネージメント学科 教授)

希望者が70歳まで働き続けることができる制度案を政府が取りまとめた。「65歳以上でも仕事を続けたい、新しい仕事で第2の人生を歩みたい」と望む人が増えているからだ。しかし、そこには、「社会保障費を抑制しなければならない」という背景も見え隠れする。一方で、「60歳になったら、自分らしい生き方をしてみたい」と願う人も少なくない。人生100年と言われる時代、今までとかわらぬように働き続けるのか?慎ましくても年金を受け取りながら自分の時間を有意義に過ごすのか?それとも、地域社会に飛び込んで新しい人生を歩むのか?多様化が進む「シニアの選択」について検証する。


6月6日(木)
「梅雨直前!水害から身を守るには?」

ゲスト:山村 武彦(防災・危機管理アドバイザー)、森田 正光(気象予報士)

近年頻発している豪雨災害。記録的大雨や大型台風直撃による被害は「想定外」も「想定」して備えなければならない時代がやってきているという。梅雨入りシーズンが訪れた今、「水害」からどう身を守れば良いかを識者と共に考える。大規模河川だけではなく中小河川の氾濫に要注意?一見安全そうに見える都市部の方が冠水に脆弱?「まだ大丈夫」が命取り、避難のタイミングとは?突然起こる地震に比べ大雨や台風・洪水は事前の予測ができるもの。災害現場に学ぶ防災術を伝授!


6月7日(金)
「天安門事件から30年 中国の行方」

ゲスト:江上 剛(作家)

金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
火曜日は、天安門事件から30年がたった現在の中国と、今後の米中関係の行方について、日中友好議員連盟の会長でもある林芳正自民党参議院議員に聞いた。水曜日は、「人生100年」ともいわれる超高齢化社会時代におけるシニアの新しい働き方や、セカンドライフの在り方について議論している。