第35回  桶狭間の戦い 信長奇襲成功は強力武器にあり

スタジオ出演者:高橋 真理子(朝日新聞 科学コーディネーター)、柴 裕之(東洋大学文学部史学科 非常勤講師)

歴史科学捜査班_35

1560年、永禄3年5月19日。織田信長、天下取りへ歩み始めた戦いがあった。尾張国桶狭間で織田信長率いる2000の兵が今川義元率いる2万5000の兵を下したとされる 「桶狭間の戦い」。桶狭間という谷間で休息を取っていた今川軍の本陣に対し 密かに山中を迂回し背後に回った織田軍が豪雨の中、 山の上から奇襲攻撃をかけ大混乱となった今川軍を打ち破り義元の首を取ったとされていたが、意外な事実があった!
山の上から下へと駆け下り攻めたと言われてきた戦はなんと真実は真逆。山の麓から山頂へ攻め込んだ!?絶対不利な状態から勝利を収めた信長。そこには常識外れの戦法が。桶狭間の戦いで信長が使った強力な武器「槍」。その槍には驚きの使い方と威力が!また桶狭間の戦いを再現検証。すると当時の本当の戦い方が見えてきた!未だ特定されていない桶狭間の戦いの決戦場所。2人の専門家が現地を歩き導いた場所とは?さらに捜査班は音声分析を駆使し信長の肉声の復元に成功!450年の時を超え 信長の声がよみがえる!