第38回  鎌倉大仏の意外な謎 誰が何の目的で造ったか?

スタジオ出演者:高橋 真理子(朝日新聞 科学コーディネーター)、塩澤 寛樹(群馬県立女子大学文学部 教授)

歴史科学捜査班_38

源頼朝により幕府が開かれて以来、多くの神社や寺院が建ち並ぶ神奈川県・鎌倉市。そんな鎌倉を800年近くに渡り見守り続けているのが、高徳院に鎮座する大仏。高さ約11m、重さ約120t......。圧倒的な存在感を誇る鎌倉大仏だが、誰が何の目的で造ったのかは、謎に包まれている。
捜査班は、このミステリアスな鎌倉大仏を金属工学で検証。すると、巨大大仏の造り方・原材料などでの驚きの事実が浮き彫りに。さらに、作られた当時、日本を震撼させる大事件が京都で起きていた。そこから浮かび上がってくる「鎌倉幕府の権力争い」に隠された、大仏造立の秘密を追う。