7月1日~7月5日

7月1日(月)
「緊迫イラン情勢!米国の思惑と日本の立場」

ゲスト:田中 浩一郎(慶應義塾大学 政策・メディア研究科 教授 / 日本エネルギー経済研究所 中東研究センター長)、太田 昌克(共同通信編集委員)

6月13日、ホルムズ海峡を航行中の日本のタンカーが攻撃を受けた。折しも安倍総理がイラン訪問中の事だった。アメリカは即座にイランの仕業と非難し、イランはこれに反発。皮肉にも今回の安倍訪問が、緊張関係エスカレートの引き金となった形だ。
当選以来、前任者の成果を覆し続けてきたトランプ大統領は、前オバマ政権が「イランの核開発を封じ込めた」はずの核合意から、一方的に離脱。経済制裁を強化し、対決姿勢を強めて来た。対するイランも強気で、遂にはアメリカの無人機撃墜にまで及び、情勢は文字通りの「一触即発」の緊張状態にある。
来年に大統領選挙を控えたトランプ大統領は、イランに対話を呼びかける一方、武力での威嚇をチラつかせるなど、強面路線を強めている。
他方、エネルギーの多くをこの地に依存し、経済への影響が計り知れない日本は、両国にパイプを持つ立場から、仲介者としての役割の重要性は高まっているが、身動きが取れない状態だ。
急転直下のイラン情勢。双方の狙いと思惑、そして日本への影響は?解決の道筋などを緊急検証する。


7月2日(火)
「参院選の争点を斬る! 年金&消費税の審判は」

ゲスト:山田 惠資(時事通信社 解説委員長)、中北 浩爾(一橋大学大学院 社会学研究科 教授)

夏の政治決戦、参院選への号砲が鳴る。改選議席は3増の124議席。安倍首相が勝敗ラインを「与党で過半数の確保」と言及する中、野党1会派は、32ある1人区の候補者を1本化して挑む。
また、10月の消費増税を予定通り実施するとした政府与党に対し、野党は反対で一致。一方、国会で浮上した老後資産「2千万円不足」と年金問題。そして、改憲に前向きな勢力「3分の2」の行方も、注目される。
令和初の国政選挙での「真の争点」とは何か?与野党の戦いを読み解く。


7月3日(水)
「こどもの安全を守れ!親子で学ぶ危機管理術」

ゲスト:宮田 美恵子(NPO法人日本こどもの安全教育総合研究所 理事長)、尾木 直樹(教育評論家)

5月に川崎で起きた無差別殺傷事件を受けて、子供の安全をどのように守るべきか、社会の関心が高まっている。その後、神奈川県愛川町で実刑確定の刃物所持男が逃走したケースでは、地域の学校が一斉に休校になるなど、素早い対応が取られた。
そして、子供をターゲットにした犯罪が起きた現場を歩き、被害の実態を把握した上で分析をしているのが、「日本こどもの安全教育総合研究所」。ここでは、過去の事件のデータベースをもとに、安全な社会の実現のために児童達には学校で講習を行い、親や教師に対しては、危機管理の重要性についての生涯学習研修支援などを行っている。その取材を通して、「子供達を守るために今、取り組まなければならないこととは何か」を、検証する。


7月4日(木)
「荒れる名古屋!注目の若手力士!!七月場所展望」

ゲスト:旭道山 和康(元小結)、やくみつる(漫画家)

令和初の大相撲・五月場所を制したのは、平幕の朝乃山だった。大相撲も新世代の時代に移りつつあるのか?そして、間もなく迎える七月の名古屋場所は、"荒れる名古屋"とも呼ばれる。虎視眈々と上位を目指す若手力士たち......。番組では、小結に昇進して七月場所を迎える阿炎に注目。きれいな四股でファンを沸かせ、奔放な性格も魅力の新小結に迫る。さらに、阿炎が所属する錣山部屋にも密着取材。師匠である元寺尾・錣山親方の指導方針とファンサービスとは?大相撲の新たな魅力が見えてくる、恒例の相撲特集。


7月5日(金)
「参院選の争点とこどもの安全どう守る」

ゲスト:岸田 雪子(ニュースキャスター)

金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
まずは火曜日の放送から。21日に投開票が行われる参議院選挙の「争点」は何か、また、安倍自民1強に対し、1人区で候補者を一本化した野党に勝ち目はあるのかなどを、専門家に聞いた。
水曜日は、5月に川崎で起きた児童無差別殺傷事件を受け、子供の安全はどのように守るべきかを、教育評論家の尾木直樹氏らに聞いた。