第32回  源氏物語への誘い~紫式部ゆかりの地~

今回は、紫式部ゆかりの地を訪ねる。まずは、京都市上京区にある廬山寺。この寺院は、紫式部の邸宅跡と言われ、境内には、桔梗が美しい「源氏の庭」や、紫式部の歌碑が残る。一方、滋賀県大津市にある石山寺。こちらは紫式部が参籠し、「源氏物語」の構想を練った寺院として知られ、日本三塔の1つ・多宝塔と本堂が国宝に指定されている。番組では、京都先端科学大学の山本淳子教授の解説の下、廬山寺や石山寺の至宝を中心に紫式部とのつながりを辿ると共に、京都市上京区にある千本ゑんま堂の紫式部供養塔、更には、堀川通紫明上ㇽにある紫式部の墓も訪ね、源氏物語誕生の時代背景や紫式部の作品にかける思い、その人物像について探って行く。

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