8月12日~8月16日
8月12日(月)
「戦後最悪の日韓関係!落としどころは!?」
ゲスト:黒田 勝弘(産経新聞 客員論説委員)、松川 るい(自民党参議院議員 / 元外務官僚)
今月、日本政府は輸出管理優遇措置を適用する"ホワイト国"から、韓国を除外する政令改正を閣議決定した。対して韓国の文在寅大統領は強く反発し、日本の措置に対し断固とした姿勢で臨むと表明。今後北朝鮮との交流を活発化させ、経済的に日本を抜くと宣言した。さらに韓国は、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄にも言及している。
従来は日本の動きに韓国が感情的に反応していたが、今回は日本政府側が、レーダー照射問題や徴用工問題などの一連の動きに、「信頼関係を失った」として、経済措置に踏み切った側面がある。
戦後の日韓関係の積み重ねを否定した文在寅政権が目指す"日韓関係"とは? そして来年4月の韓国総選挙を控える中、"反日で沸騰"する韓国世論、そして影響を被る韓国経済界が、文政権に求める対応とは?
戦後最悪と言われる日韓関係に、落としどころはあるのか。日韓関係の現状を熟知するゲストを迎え、検証する。
8月13日(火)
「イランvsアメリカ攻防の裏側 イラン革命防衛隊から見た中東情勢」
ゲスト:高橋 和夫(国際政治学者 / 放送大学 名誉教授)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)
米国がイランとの核合意から離脱し、緊張高まる中東情勢。イランはウラン濃縮度の上限を撤廃して、世界を挑発。米国は船舶護衛の「有志連合」で、イラン包囲網を目指す。
中でも不穏な動きを見せるのが、イランの革命防衛隊だ。イランはホルムズ海峡を国家防衛上の要衝と位置づけ、革命防衛隊を展開。タンカー拿捕や無人偵察機の撃墜を行うなど、米国と一触即発の状態にある。米国の同盟国で、イランとも友好関係を維持する日本のとるべき道とは?最新の中東情勢に迫る。
8月14日(水)
「夏休み特別企画 都市型水族館の魅力」
ゲスト:中村 元(水族館プロデューサー)、名倉 寿一(すみだ水族館 館長)
東京都内に数多く存在する都市型水族館。し烈な顧客争奪戦が展開されていると思いきや、ある興味深い現象が起きている。実は、それぞれの施設がそれぞれの特徴を持ち、異なるメインターゲットを設定することによって、きれいにすみ分けが成立しているのだ。訪れる人も、多くの選択肢の中から、それぞれのお目当てにあった好きな水族館を選ぶことが出来るため、特定のエリアに水族館が密集していてもデメリットにならない。むしろ、「水族館には都会人の疲れを癒す効果がある」という良いイメージが先行する。特に夏は練りに練ったイベント企画も目白押し。知的好奇心をくすぐる都会のオアシス・都市型水族館の魅力を徹底検証する。
8月15日(木)
「『8・15』韓国光復節にみる日韓関係」
ゲスト:辺 真一(コリア・レポート 編集長)、木村 幹(神戸大学大学院国際協力研究科 教授)
今日8月15日は終戦記念日だが、韓国では反日感情が一年で最も高まる「光復節」の祝日。今年は"ホワイト国"除外のニュースもあり、例年になく反日運動が盛り上がることが必至で、外務省が韓国への渡航注意を呼び掛けるほどに。
今年3月の『3・1独立運動』100周年式典では、「未来志向で親日清算を」と演説した文大統領だが、果たして今日の光復節の祝辞で発した日本へのメッセージは?変わりつつある「反日無罪」の現状を、専門家が指摘。韓国光復節を通じて、戦後最悪とまで称される日韓関係を考える。
8月16日(金)
「収束なき日韓対立とイラン問題」
ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
月曜日は落としどころが見えない日韓関係について、自民党参議院議員で元外務官僚の松川るい氏と産経新聞の客員論説委員・黒田勝弘氏に聞いた。火曜日はアメリカとイランの対立で浮かび上がったホルムズ海峡の有志連合問題について、中東の専門家・高橋和夫氏と軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏に聞いた。