第55回  建築家シナンの遺跡に出会う西アジアと東ヨーロッパのボーダー『トルコ×ブルカリア』

国境ハンター:むらいさち

世界の国境を歩いてみたら・・・ 写真家むらいさちがトルコとブルガリアの国境へ。それぞれ、イスラム教とキリスト教(ブルガリア正教)を信仰する両国ですが、ここは、かつてのオスマン帝国。その歴史が垣間見える遺跡を多数発見しました。
◆国境に広がる絶景「ひまわり畑」
トルコとブルガリアの国境に広がっていたのは、一面のひまわり畑!どこまでも黄色く輝く圧巻の絶景に、ハンターも絶叫。写真家むらいさち、渾身の一枚を収めることができました。
◆トルコ国境の街エディルネで、世界文化遺産「セリミエ・モスク」へ
約450年前に建てられた「セリミエ・モスク」。その設計と建築をしたのが、イスラム建築の巨匠と言われる""ミマール・シナン"。数多くの建造物を手掛けた彼の才能は、同時代を生きたダ・ヴィンチやミケランジェロをも凌ぐとも。そんなシナンが自身の建築物の中でも""最高傑作"と評した「セリミエ・モスク」をハンティングします。
◆ヨーグルト発祥の地はトルコ?ブルガリア?
トルコの大衆浴場「ハマム」で出会ったのは、トルコレスリングの代表選手。トルコレスリングとは、650年以上も続くトルコの格闘技で、もともとオスマン帝国時代に国境を守る兵士がトレーニングとして行っていました。練習風景を見学した後に、選手たちのソウルフードを食べに一緒に行きつけのレストランへ。そこで、ヨーグルトはトルコ発祥という選手の意外な言葉を聞き驚くハンター。果たして真相は?そして、ブルガリア国民の反応にハンターは爆笑!