第57回  パナマ×コスタリカ『もっとも危険な世界遺産に動物の楽園、カリブの海賊に出会う国境』

国境ハンター:古河耕史

世界の国境を歩いてみたら・・・ 今回の舞台は中米、パナマ共和国とコスタリカ共和国。パナマ運河で知られるパナマ共和国は海のブルーにマッチする街並みがとても美しい国。そのパナマと国境を接するのがコスタリカ共和国。海はもとより、国土の4割を占めるという原生林!大自然あるれる国です。そんな両国の国境の今をハンティングします。
◆パナマシティに最も危険な世界遺産の街が!
カスコビエホという世界遺産。約350年前に海賊に襲われた街を再建したパナマの旧市街。そこは世界遺産。コロニアルな建築物が立ち並ぶ街並み・・・。実はこの世界遺産にはスラム街が隣接していた。ガイドブックにも、「近づくな!」と注意書きがされています。そのスラムに、ハンターは、興味津々。パナマの実情を取材しようとスラム街を歩き始める。すると・・・「その路地には入るな!身ぐるみはがされるぞ!殺されても知らないぞ!」などと街行く人から止められるハンター。スラムの路地裏では殺人事件が頻繁に起きているらしい。地元の人さえ近づくことが出来ない、危険な体験から旅はスタートする! 
◆国境警察が目を光らせる国境!しかしそこには、意外な想いが。
コスタリカとの国境で国境国境周辺を取材中に近づいてきたのは地元警察。国境付近であやしい行動をとるハンターを不審に思い、職務質問をしてきたのだ。実は中米の国境は、南米から北米への麻薬移送ルートとなっているのだった。中米の国境は危険がいっぱい。しかし、国境警察に話を聞くと、「国境に壁は必要ない」との意外な返答が。壁を作るのではなく麻薬の消費を減らすことが大切と語る彼らの想いを知った!
◆国境の森に、コスタリカとパナマの国立公園。そこは両国の友好を示す「友情」という名がついていた!
コスタリカとパナマの国境の森にある「ラ・アミスター国立公園」。コスタリカの国土の4分の1を占める大自然の国立公園。そこには中米固有の動植物の数々が。そしてその国立公園の奥深くには、数百年間、文明と離れ、自然と共に暮らす先住民たちの集落が・・・。ハンターは彼らの生活に密着!パナマ×コスタリカの国境で、いま何が起きているのか?そのリアルに迫った!!
◆タイの国境の街メーソート
国境となっているモエイ川の両国を結ぶのは、タイ・ミャンマー友好橋。ミャンマーからの移住者が30万人以上も暮らします。ミャンマーから入ると、近代的な街並みへと一変...。ミャンマーから採れる宝石が持ち込まれ、「宝石の街」として目利き商人が各地から集まり賑わいを見せていました。
◆カリブの海賊がいる島!?
旅の締めくくりは、大航海時代に一攫千金を狙って海賊たちが集まったという島へ。その島のあちこちに、その名残を発見する。