9月16日~9月20日

9月16日(月)
「財政検証が示すものは...年金は大丈夫か?」

ゲスト:小黒 一正(法政大学経済学部 教授)

「老後には2000万円の自己資金が必要!」......参院選を前に発表されたこの衝撃的内容の『年金に関する報告書』は注目を集め、報告を依頼したはずの財務大臣がその受け取りを拒否するという異例の事態となったのは、記憶に新しい。
その結果、当初は参院選前に発表されると見られていた、5年に一度の"年金の健康診断"=財政検証の発表は、選挙後の8月末となったが、その中身は「報告書」とさほど変わらぬ厳しい内容だった。
この『財政検証』は、現役時代の給与の何パーセントが保証されるかという「所得代替率」という指標で、年金の実態を表現。物価上昇率、賃金上昇率、実質経済成長率の動向によって、6つのパターンでシミュレーションを作成しているが、最も楽観的なパターンを見ても年金は2割減、最も悲観的な場合は6割減と、いずれにせよ、我々が老後に備えるには公的年金だけでは不十分だという、年金制度の危機的実態が浮かび上がっている。
では、我々は老後に備えどのような対策を行うべきなのか?専門家を招き、年金の将来と、それを補う自助的努力の必要性を明らかにする。


9月17日(火)
「日韓対立に北朝鮮狙いは? 南北統一へ挑発と思惑」

ゲスト:礒﨑 敦仁(慶應義塾大学法学部 准教授)、奥薗 秀樹(静岡県立大学大学院国際関係学研究科 准教授)

韓国の文在寅大統領は、多くの疑惑を抱えている側近・曺国氏を法相に任命。世論の反対を押し切り、正面突破を図った。目下の文政権は最低賃金引上げの影響で経済政策がうまくいかず、日韓GSOMIAの破棄で対米関係もぎくしゃくしているが、そんな中で文大統領は、対日強硬姿勢で世論を煽ることでの支持率上昇を狙い、更には「2045年までに朝鮮半島の南北統一を実現する」との構想を打ち出す。かたや、最近になって再びミサイル発射を繰り返している北朝鮮は、この文氏の秋波をどう受け止めているのか?最新の朝鮮半島情勢を専門家に聞く。


9月18日(水)
「シニア世代の心豊かな暮らし方」

ゲスト:村田 裕之(東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 特任教授)、 三浦 佳子(消費生活コンサルタント)

リタイア後のシニアを対象とした「学びの教室」が盛況だ。料理、健康、趣味、スポーツ、学習などその内容は様々。内閣府の調査によると、60歳以上の約半数が「生涯学習をしたことがある」と答えている。シニアが学びに喜びを求める理由とは?
一方で、やはり「働く」ことで充実した人生を送りたいと考える人も。それもこれまで培ったノウハウとは全く違う、新たな分野でのチャレンジをしている人も多い。
「学び」にせよ「働く」にせよ、重要となってくるのが、賢く年を重ねていく方法を身につけること。人生100年時代を迎え、シニアが心豊かに暮らすためには何が必要かを、考える。


9月19日(木)
「患者100万人!うつ病の新たな治療法」

ゲスト:渡部 芳徳(ひもろぎGROUP 医療法人 社団 慈泉会 理事長)、松井 宏夫(医学ジャーナリスト)

ストレス社会の日本において、100万人が発症しているとされるうつ病。従来は抗うつ薬やカウンセリングによる治療が一般的だったが、薬が効かない患者や薬物依存に陥る患者、そして再発のケースも多く、患者数の多さは社会問題となっている。
こうした中、新たに保険適用の対象となり注目されているのが「TMS治療」。低下した脳の働きを改善するというもので、アメリカでは6万人以上を治してきた実績がある。このTMS治療法は、うつ病患者の社会復帰を助ける救世主となりうるのか? 専門医と医療ジャーナリストに聞くと共に、うつ病治療の最前線に迫る。


9月20日(金)
「年金問題と緊迫する朝鮮半島情勢」

ゲスト:潮 匡人(評論家)

金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
月曜日は、年金問題に着目。我々は老後に備えどのような対策を行うべきなのか?専門家を招き、年金の将来とそれを補う自助的努力の必要性を明らかにした。火曜日は、日韓対立と朝鮮半島情勢を深掘り。韓国の文大統領は、対日強硬姿勢で世論を煽ることでの支持率上昇を狙い、更には「2045年までに朝鮮半島の南北統一を実現する」との構想を打ち出した。かたや、最近になって再びミサイル発射を繰り返している北朝鮮は、この文氏の秋波をどう受け止めているのか?最新の朝鮮半島情勢を、専門家に聞いた。