9月2日~9月6日

9月2日(月)
「『天安門事件』再現?緊急分析!香港情勢」

ゲスト:興梠 一郎(神田外語大学外国語学部 教授)、河添 恵子(ノンフィクション作家)

香港で「逃亡犯条例」改正に反対する大規模デモが続いている。先月18日には約170万人(主催者発表)と、6月の約200万人に次ぐ規模のデモが実施された。デモ隊は、条例改正案撤回、警察による暴力的逮捕に関する責任追及、行政長官の辞任など「5項目要求」を掲げているが、当局がこれに応える兆しはなく、問題の長期化は避けられない状況だ。
一方中国当局は、デモ隊を「暴徒」と呼び、「外国勢力による介入が原因」と非難を強め、隣接する深圳に武装警察部隊を集結させるなど、圧力を強めている。中国にとっては、この香港の事態を容認する事はできない。なぜなら、それは現体制である一党支配崩壊への「アリの一穴」となりかねないからだ。「香港内部での解決」を主張する中国当局だが、果たして解決の展望はあるのか?
中国は、来月1日に建国70周年を迎える。座視できなくなった場合、あの「天安門事件」を再現するかのような強硬策を選択する可能性は?そして、市民がある程度の要求を実現させつつ、平和的に問題を解決する道はあるのか? 最新の香港情勢を分析し、今後の展開を考える。


9月3日(火)
「首相側近が語る"安倍首脳外交"」

ゲスト:河井 克行(自民党総裁外交特別補佐 / 自民党衆院議員)

自民党の河井克行総裁外交特別補佐が生出演。河井氏は先月下旬に米国を訪問し、トランプ米大統領の側近だったバノン前首席戦略官や政府関係者らと会談した。その米国滞在中に、韓国のGSOMIA破棄の報が入り、米政権関係者からは「強い衝撃、懸念」が表明されたという。
そんな日韓関係をめぐり、米国要人に河井氏が伝えたという安倍首相のメッセージとは何か?そして、世界経済に影響を与える米中貿易摩擦の今後の展開は?"安倍首脳外交"を補佐する河井氏に、その舞台裏を聞く。


9月4日(水)
「豪雨災害と最先端気象観測技術」

ゲスト:林 春男(国立研究開発法人 防災科学技術研究所 理事長)

先月下旬、記録的な大雨に見舞われた九州北部地方では、一時、87万人に対して避難指示が出た。また壱岐・対馬地方では、「50年に一度の大雨」という情報も発表された。昨今、かつてなら異常気象と言われていた天候が常態化しつつある日本。一方で、こうした豪雨災害などに対して、可及的速やかに予報や警報、リアルタイムの情報を発信し、被害の拡大を防ぐための「防災科学技術」の進化も著しい。 そうした技術を研究・開発している,国立研究開発法人「防災科学技術研究所」のトップをスタジオにを招き、雨量を正確に測定する最新レーダーや、雨が降り出す前から積乱雲の発生をキャッチする雲レーダー、そして雲の粒を観測するための観測システムなど、そこで開発された最先端気象観測技術の実力を紹介する。


9月5日(木)
「大相撲九月場所直前 小兵力士・炎鵬に注目!」

ゲスト:旭道山 和泰(元小結)、杉山 邦博(相撲ジャーナリスト)、やくみつる(漫画家)
VTR出演:炎鵬 晃(大相撲力士 前頭十一枚目)

横綱・鶴竜が6場所ぶりの優勝を果たした大相撲七月場所。大関陣が全員休場になるなどのハプニングもあったが、名古屋を最も盛り上げたのが、幕内の最軽量力士・炎鵬だった。
力士の大型化が進む中で、168センチ・99キロの小さな体で大男たちを倒す姿は、まさに「柔よく剛を制す」。七月場所では幕内で初めての勝ち越しに加え、技能賞も獲得した。
先月行われた巡業でもひときわファンの声援を浴び、今や大相撲界を代表する力士の一人となった炎鵬に、今回の大相撲特集では直撃インタビュー。勝ち越しを決めた一番で流した涙の意味や、内弟子でもある横綱・白鵬との関係などを、この番組だけに語ってもらった。


9月6日(金)
「安倍首相側近が語る韓国問題」

ゲスト:江上 剛(作家)

金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
月曜日は「逃亡犯条例」改正問題でデモが続く香港について、混乱はいつまで続くのか、解決の糸口はどこにあるのかなどを専門家に聞いた。火曜日のゲストは安倍総理大臣の側近で自民党総裁外交特別補佐の河井克行衆議院議員。前日までアメリカを訪れ多くの政府関係者と会談を行ってきたが中で、韓国政府が破棄した「軍事情報包括保護協定(GSOMIA・ジーソミア)」について関係者はどう思っているのか語ってもらった。