最終回(第62回)  スイス×仏×独 三国国境編!

世界の国境を歩いてみたら・・・ ◆今回の舞台はスイス×フランス×ドイツ
国境ハンター番組最多出演の、江頭ゆい。旅の始まりはスイス・バーゼルにある3カ国の国境が接する場所。ロケットのような不思議な形をした国境モニュメントがライン川の畔に立っていた。ライン川は古来より重要な国際河川で、またその美しさでも知られているが、現代では通勤路としても使われているようで、ライン川を「泳いで」仕事へ向かう人々も多い。ハンターも地元住民を真似てライン川を泳いでみるのであった...。ライン川を上流へと遡り、水源・ボーデン湖へ。
◆スイスとドイツの買いもの事情
ボーデン湖から国境を渡りドイツへと入国、コンスタンツへと到着すると、スイスからの買い物客でごった返していた。 スイス人が買い物をすると消費税がかからないので、その分お得というわけだ。
◆世界遺産を守るふたつの警察
次に目指したのは仏・独間で5回も国境が変わった町・ストラスブール。この町のシンボルと言えば、アルザス地方のどこからでも目にすることができる巨大な大聖堂。世界遺産にも登録されている。この大聖堂を見学していると、なんと仏・独両国の警察官が並んで一緒にパトロールしている現場に遭遇!何度も国境が変わったストラスブールならではの特別な事情に驚くハンター...。
◆世界遺産の街で愛のエネルギーを知る
さらに世界遺産に登録されている旧市街を訪れると、そこは...プティット・フランスと呼ばれる素晴らしい景観の町並み。ドイツでよく見かける木骨組の家並みをフランスでも堪能することができる。この町で出会った伝統の菓子職人から、仏独国境の長年の歴史についての話を聞くハンター。国境の歴史は、いわば戦争の歴史でもあった...。
◆超高級時計の職人
再び、スイスへ向かった国境ハンター、時計職人が集まるの町で伝統の時計職人を訪ね、その技の真髄を目の当たりにする。またスイス独特の「民間防衛」の話を聞き、スイスが永世中立国であるがゆえの、この国ならではの「国境意識」を知ることとなる。
そして最後にハンターが向かったのはスイスのジュネーブ。国際関係機関が軒を連ねるこの街で訪れたのは、セルン(CERN・欧州原子核研究機構)。ノーベル賞受賞につながる発見があるなど、世界中の物理学のエリートが集まる世界最大規模の研究所。国境を越えて集合する人類の「叡智」。なぜこの街にこれほどまでの研究施設が誕生した理由とは...?それは奇しくも今回の旅でハンターが見てきた「国境のリアル」と深い関係があった。