12月23日~12月27日
12月23日(月)
「2019総括!北からのXマスプレゼントとは?米朝協議の行方」
ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト)、礒﨑 敦仁(慶応義塾大学法学部 准教授)
「近づくクリスマスのプレゼントに何を選ぶかは、全面的に米国の決心にかかっている」。これは今月、北朝鮮が出した物騒な談話。北朝鮮からアメリカへのクリスマスプレゼントとは、果たして何なのか?
その背景にあるのは、今年2月にハノイで行われた、2度目の米朝首脳会談。結果はまさかの「合意ゼロ」での決裂だった。これを受けて金委員長は、「今年末までは忍耐を持って米国の勇断を待つ」とトランプ大統領に呼びかけた。
その「期限」が、間も無くやってくる。5月以降十数発ものミサイルを発射し、今月に入ってからは2度の大陸間弾道ミサイルのエンジン試験を行ったと見られる北朝鮮だが、一方では、リゾート開発に注力する金委員長の報道が繰り返されている。
果たして北朝鮮の真意とは?そして、トランプ大統領はどんな回答をするのか?核戦争という最悪のシナリオの可能性は?日本の安保も含め、徹底分析する。
12月24日(火)
「2019総括!日韓問題は?」
ゲスト:河野 克俊(前統合幕僚長)、武貞 秀士(拓殖大学大学院国際協力学研究科 客員教授)
いわゆる「元徴用工訴訟」の問題などをめぐり、悪化の一途をたどった2019年の日韓関係。韓国は、日本の対韓輸出管理の厳格化を報復措置だとして、GSOMIA=軍事情報包括保護協定の破棄を宣言した。GSOMIAは、失効寸前の土壇場で韓国側が協定継続へと方針転換したものの、その過程で、日米と韓国の信頼関係は大きく揺らいだ。
こうした中で今日、1年3か月ぶりとなる日韓首脳会談が、中国・成都で行われた。関係改善の糸口は見つかるのか?外交・安全保障の専門家が今年の日韓問題を総括し、今後の展開を読み解く。
12月25日(水)
「2019総括!令和元年のスポーツ界を振り返る」
ゲスト:間野 義之(早稲田大学スポーツビジネス研究所 所長)、二宮 清純(スポーツジャーナリスト)
令和元年の日本のスポーツ界は、大成功となったラグビーワールドカップの開催や、大阪なおみ、八村塁、渋野日向子ら世界に通用するニューヒーロー、ヒロインの大活躍によって、明るいニュースの多い1年となった。
しかし一方で、相次いで起きた「協会とアスリートの対立」や、東京オリンピックの「マラソン・競歩の札幌開催への変更」などの問題も浮上。「アスリートファーストとは何か」を考えさせられる1年でもあった。
番組では、そんな令和元年のスポーツ界を総括し、2020オリンピックイヤーをいかに迎えるかを徹底検証する。
12月26日(木)
「2019総括!令和の政治とは?」
ゲスト:御厨 貴(政治史学者・政治学者 / 東京大学先端科学技術研究センター 客員教授)
厚生労働省の統計不正で明けた2019年の永田町。地方統一選や参院選を経て内閣改造が行われたが、直後に二人の閣僚がスキャンダルで辞任する異常事態となった。そして「桜を見る会問題」も浮上して、政治の世界は年明けも波乱含み。
そんな一年の中で、憲政史上最長政権となった安倍首相は、その座をどう後継者に引き継ぐことになるのか?そして新時代のリーダー像とは?
近現代日本政治研究の第一人者である御厨貴氏に、あるべき"令和の政治の姿"を問う。
12月27日(金)「タカラベnews&talk」
「老舗書店が作った驚くべき施設」
ゲスト:松信 健太郎(有隣堂 副社長)
毎月最終金曜日は「タカラベnews&talk」。経済ジャーナリストの財部誠一が、注目ニュースの真相とその裏側に隠れている背景や、いま注目の企業トップから本音を聞き出す。
今回は創業1909年という老舗の書店で、売上高は全国4位である「有隣堂」の松信健太郎副社長が登場。書籍離れが進み業績が低迷している業界にあって「有隣堂」は、台湾で書店・百貨店を経営する企業と共同で、本だけでなく雑貨や飲食などを展開する「誠品生活日本橋」を東京・日本橋に展開。また、同じ東京でも日比谷では、アパレルや理容店、居酒屋なども集めた複合施設「HIBIYA CENTRAL MARKET」も運営している。書籍不振の中で「有隣堂」は今後どのような経営戦略を立てているのかを、聞いた。