第42回  神護寺に伝わる和気清麻呂と空海の物語

今回は、京都市の北西・高雄山の中腹に位置する古刹・神護寺を訪ねる。神護寺は、平安時代、和気清麻呂が開いた寺院で、弘法大師・空海が真言密教の礎を築いた日本仏教にとって重要な寺院。京都を代表する紅葉の名所として全国的にも知られている。何と言ってもこの寺院の魅力は寺が所有する寺宝の数々。境内には、本尊・薬師如来立像をはじめ、五大虚空蔵菩薩坐像など多くの国宝が残されている。番組では、約150年ぶりに神護寺での公開となる僧形八幡神(そうぎょうはちまんしん)像や後宇多天皇の直筆の書状を特別に撮影させて頂くと共に、特別拝観中の大師堂内部と弘法大師像、清麻呂公法要にもお邪魔する。ことしは平成から令和に改元した記念すべき年。遥か1200余年前、平安京遷都に尽した和気清麻呂という人物の功績、魅力について今一度探って行く。

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