5月4日~5月8日
5月4日(月)
「"コロナ危機"緊急事態宣言 延長の是非」
ゲスト:尾崎 治夫(東京都医師会 会長)、小黒 一正(法政大学経済学部 教授)
当初はこの大型連休までだった、新型コロナウイルス拡大による「緊急事態宣言」の期限が延長される。更なる自粛が続く異常事態となるが、より強力な外出規制や、ロックダウン(都市封鎖)の実施を求める声もある。
果たして、緊急事態宣言の延長は日々ダメージが拡大する医療や経済に、いかなる影響を与えるのか。その是非や、日本が今後取るべき道など"コロナ危機に向き合う処方箋"を、医療と経済の両面から徹底討論する。
5月5日(火)
「金正恩重体説の真相は? 『コロナ感染者ゼロ』北朝鮮の思惑」
ゲスト:磐村 和哉(共同通信社 編集委員兼論説委員)、礒﨑 敦仁(慶應義塾大学法学部 准教授)
世界が新型コロナウイルスの対策に追われる中、北朝鮮で異変が起きた。最高指導者の金正恩委員長をめぐり「何らかの手術をした」「かなり重篤だ」という健康不安説が、米CNNの報道をきっかけに、世界に広がった。
また北朝鮮は「国内に新型コロナウイルス感染者はいない」と繰り返しているものの、中朝国境地域などではすでに感染が広がっているとの見方もあり、新型コロナと金委員長との"関係"にすら注目が集まる事態となっている。
早くも後継候補の一人として、側近で妹の与正氏の存在もクローズアップされてきた北朝鮮。そこでは今、何が起きているのか?最新の朝鮮半島情勢を読み解く。
5月6日(水)
「コロナに負けない免疫力アップ術」
ゲスト:四栁 宏(東京大学医科学研究所附属先端医療研究センター 感染症内科学教授)、西巻 草太(管理栄養士 / パーソナルトレーナー)
新型コロナウィルス感染防止のために続く、外出自粛要請。しかし身体活動が減れば、「心筋梗塞や脳卒中の増加」「うつ病の発症」「認知機能の低下」など、間接的な影響も重大になっていくリスクが叫ばれている。
さらに、自宅での"食事のワンパターン化"が、体力と免疫力を下げるという見解もある。
そんな外出自粛が続くことでの健康被害が危ぶまれる中、健康を維持するには、3要素である食事・運動・睡眠(休養)に、いかにバランス良く取り組めるのかがカギとなる。
このコロナ禍を乗り切るための「感染予防」はもとより、「健康管理」「栄養管理」「体力づくり」のノウハウを専門家に聞く。
5月7日(木)
「コロナで問われる民主主義」
ゲスト:御厨 貴(東京大学先端科学技術研究センター フェロー)、萱野 稔人(哲学者 / 津田塾大学総合政策学部 教授)
今、世界の国々がそれぞれのやり方で、新型コロナウイルスと対峙している。しかし、この新型コロナは未だ正体不明の部分も多く、感染者・死者を抑えるためには、平時にはあり得なかった方策をとらざるを得ない。これまでの制度や習慣は、否が応にも劇的な変化を強いられている。
目下、ある程度の自由制限やテクノロジーを使った行動の監視といった手段を、市民も受け入れてはいるが、ではこのコロナ禍が終息した後に、従来の自由やプライバシーは戻ってくるのだろうか?その時こそ、各国の国柄や民主主義が問われるのかもしれない。
コロナ後、日本の民主主義は変わるのか?それとも変わらないのか?専門家の分析を紹介する。
5月8日(金)
「話題のニュースを徹底解説」
ゲスト:吉永 みち子(ノンフィクション作家)、江上 剛(作家)
金曜日の『インサイドOUT』は、BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、注目のニュースをゲストの論客ともに語る。
今回の「クロスアングル」では、過去の経済危機や震災で行われた、政府の企業支援はどのようなものだったのかを検証し、いま必要な企業支援策とは何かを探る。
また、新型コロナ被害拡大で出された初の「緊急事態宣言」により、私達は自由に外出できず、人とも会えず外食もままならず、酒場でお酒も飲めない...。という不自由さを味わっている。その中で「人々の世界観はどう変わり、今後どんな世の中になっていくのか」を考える。