第10話  深夜の往診

joi_10.jpg 疫病の終息により、城門の閉鎖が解除される。允賢が観音菩薩と呼ばれて噂になっていると聞いた父の杭綱は、永慶庵から娘を連れ帰り部屋に軟禁する。杭綱は徐家との一連の揉め事や、今回の観音菩薩の噂が皇太后の耳に入り、自分たちが譚一族だと気付かれることを恐れているのだ。数日後の夜、允賢の部屋の窓から朱祁鈺が侵入する。祁鈺は今すぐ疫病にかかった母の診察をしてほしいと允賢に頼むが...。