6月1日~6月5日

6月1日(月)
「宣言全面解除で大丈夫!?再発動の可能性は...」

ゲスト:古川 勝久(安全保障・危機管理専門家)、濱木 珠恵(ナビタスクリニック新宿院長 / 医師)

新型コロナ感染拡大で発令された「緊急事態宣言」が全面解除となって、一週間が経過した。コロナ禍で疲弊した経済の立て直しも急務ではあるが、果たしてこのタイミングでの解除は正しかったと言えるのか?行政のコロナ対策を、今一度検証する。
そして、まさに今現在はPCR検査体制の整備と同時に、「第2波」に対応できる医療体制作りの勝負所にあると言える。「第2波」の到来時に、これまでの教訓を生かしてどのような有効方策を打てるのか?危機管理と医療の専門家に聞く。


6月2日(火)
「米中は新冷戦に突入 香港&コロナ対立激化」

ゲスト:中谷 元(自民党衆議院議員 / 元防衛大臣)、渡辺 周(国民民主党副代表 / 衆議院議員 / 元防衛副大臣)

アメリカのトランプ大統領が、WHO(世界保健機関)脱退と、香港への優遇措置撤廃を表明した。アメリカ政府が中国への強硬姿勢を強めている背景の一つには、新型コロナをめぐる米中対立がある。
トランプ氏は、「WHOは中国寄り」「コロナは中国が隠ぺいした」と痛烈に批判。一方、中国は「マスク外交」で"世界の支援国"を演出するも、コロナ禍の隙を付く形で東・南シナ海での軍事活動を激化させ、日本や周辺国への挑発行為を繰り返している。
米中対立はどこまでエスカレートするのか。外交・安全保障で、日本が果たすべき役割を識者に聞く。


6月3日(水)
「コロナに揺れたスポーツ界の現状と今後」

ゲスト:二宮 清純 (スポーツジャーナリスト)、仁志 敏久 (野球解説者・指導者 / 江戸川大学客員教授)

新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっていたプロ野球が、今月19日に開幕。Jリーグも27日から再開する。しかし、延期や中止による国内プロスポーツの経済的ダメージは甚大で、新型コロナによる損失は最大2700億円以上に達すると見込まれている。
さらにコロナの影響は学生スポーツにも及び、高校野球・夏の甲子園やインターハイの中止がすでに決定された。果たして、東京オリンピック・パラリンピック開催の行方は?コロナショックに見舞われたスポーツ界の現状を検証する。


6月4日(木)
「今、大災害が起きたなら...コロナで変わる避難の在り方」

ゲスト:山村 武彦(防災システム研究所 所長)、佐藤 栄一(新潟大学医学部災害医療教育センター 特任准教授 / 医師)

緊急事態宣言が解除されても、新型コロナウイルスの脅威が消えたわけではない。今後は、いわゆる"三密"を避けながらの「新しい生活様式=ニューノーマル」が求められている。 そうした状況下で大地震・台風・大雨などの大災害に襲われ、被災者が避難所に押し寄せたらどうなるか?当然ながら三密は不可避となる。自然災害とウイルス感染という双方の脅威から、命を守る方策はあるのだろうか?
これに対して政府は、「分散避難・在宅避難」という新たなガイドラインを発表し、各自治体も「三密回避」に向けた避難所の運営計画をスタートさせている。とはいえ、三密を加速させることになってしまう「ボランティア受け入れの是非」など、付随する課題は多いのが現状。
防災の専門家と災害医療のスペシャリストをゲストに、ニューノーマル時代を迎えた大災害への備えについて考える。


6月5日(金)「リベラルタイム」
「『新型コロナ対策』に苦悩する自治体」

ゲスト:黒岩 祐治(神奈川県知事)

東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県で4月7日から始まった緊急事態宣言は、4月16日には全国に拡大。当初は5月6日までの予定でしたが、5月4日には5月31日までの延長が発表されました。その後、緊急事態宣言は5月14日に39県で解除となり、25日には全面解除となりました。
5月25日に緊急事態宣言が解除された神奈川県。新型コロナウイルスにおける対策にはどんな困難があったのでしょうか。そこで今回は「『新型コロナ対策』に苦悩する自治体」と題して、神奈川県の黒岩祐治知事にお話を伺います。