6月8日~6月12日

6月8日(月)
「香港の『一国二制度』崩壊!?国家安全法制定」

ゲスト:倉田 徹(立教大学法学部 教授)、野嶋 剛(大東文化大学社会学部 特任教授 / ジャーナリスト)

コロナ感染が収束した香港で、市民の抗議活動が再び激化している。先月、中国の「全人代」が採択した「香港国家安全法」に、大きな危機感を抱いているからだ。
香港の自治にとって、この「国家安全法」は昨年撤回させた「逃亡犯条例」よりも、格段に脅威となる。従来の自由な言論活動も、今後は「分離独立行為」などの犯罪として罰せられる可能性が大きくなってしまった。 香港の"一国二制度"は、もはや瀕死の状態なのか?そして中国は、今後香港をどのように"解体"しようと目論んでいるのか?
現地の民主派女性リーダーの声も交え、専門家が今後の動向を徹底分析する。


6月9日(火)
「コロナ恐慌を回避せよ 与野党若手が大胆提言」

ゲスト:安藤 裕(自民党 衆議院議員 / 議員連盟 日本の未来を考える勉強会 会長)、落合 貴之(立憲民主党 衆議院議員 / 党経済産業部会 事務局長)

安倍首相は「日本の経済は100年に1度の危機とも言うべき厳しい状況にある」と述べつつも、「適切な経済財政政策をタイミングよく展開すれば、必ず経済を回復させることができる」との認識を示した。果たして我が国の政治は、コロナの影響で倒産・解雇・雇い止めに直面する企業や生活者を、いかにして救うというのか?
そしてコロナ対策として、政府が「世界最大級」と誇った、二度の補正予算の使い方は?また、今まさに求められる財政措置の具体策とは?
与野党の若手国会議員が、大胆な緊急経済対策を訴える。


6月10日(水)
「コロナ禍の梅雨に"腸活"のススメ」

ゲスト:松生 恒夫(松生クリニック 院長 / 医師)、西巻 草太(管理栄養士 / パーソナルトレーナー)

沖縄・九州南部・四国が梅雨入り。関東も間もなく梅雨入りする。ジメジメするだけでなく、今年は「コロナ自粛」も加わり体調を崩しやすい季節になるとの予測が広がっている。そこで注目するのが"腸活"。腸を元気にすれば免疫が高まるからだ。免疫を高めるのに効果的だといわれる食材はいろいろあるが、今回は身近にある「あの油」にフォーカスを絞ってみる。梅雨、そして暑い暑い夏を乗り切る"腸活"に迫る。


6月11日(木)
「新型コロナ重症化を防ぐ鍵は口にあり」

ゲスト:花田 信弘(鶴見大学歯学部 教授 / 歯科医師)、米山 武義(米山歯科クリニック 院長 / 歯科医師)

緊急事態宣言解除後の課題は、新型コロナ「第二波」に対する備えだ。唾液によるPCR検査や、感染者による味覚障害の報告など、実は「口の中」は、新型コロナウイルスと切っても切れない関係にあると言ってよい。そもそも、口はウイルスの最初の感染経路となる場所だということを踏まえて、この事を改めて考えてみたい。
口の中にいる約700種もの口腔細菌は、日本人の8割以上が罹患していると言われる「歯周病」の原因となっているが、実はこの口腔細菌が、新型コロナウイルスの重症化と深い関係にあるという説が浮上している。新型コロナウイルスの感染予防を踏まえた口腔ケアを、専門家に学ぶ。


6月12日(金)
「話題のニュースを徹底解説」

ゲスト:吉永 みち子(ノンフィクション作家)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)

今週の『報道ライブ インサイドOUT』は特別編。注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事をピックアップする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーで構成する。

【今回の「クロスアングル」】
来月5日に投開票が迫った東京都知事選挙の行方について、考える。
新型コロナウイルスの混乱が収まらない中で行われる今回の東京都知事選挙には、すでに数名が立候補を表明したが、現職の小池都知事の有利は揺るがないと言われる。果たして現状を覆すような展開は、あり得るのか?