第33話  エセンの想い

joi_33.jpg 北京侵攻の認印をもらいに行ったエセンは、結果を案じて出征を認めようとしないハーンを押さえつけ、自ら印を押してしまう。高貴な血筋だからという理由で権力を握るハーンに、エセンの怒りが爆発したのだった。その足で允賢の元を訪ねたエセンは、自身の体も診てほしいと願い出る。ハーンと口論したことまで、みごとに言い当てる允賢に一度は腹を立てるエセンだが、允賢の有能さと堂々とした態度に、次第に好感を抱くようになっていく。