第44話  兄弟の別れ

busokuten_44.jpg 李泰が騒動を起こしたため、雉奴が皇太子の座に就くことになる。李世民は雉奴にふさわしい結婚相手を選んで婚儀を成立させ、新たな皇太子と皇太子妃を誕生させる。雉奴は冊封の儀式が終わると、それぞれの配流地へ移動中だった李承乾と李泰の一行を追いかけ、兄たちとの別れを惜しむ。一方、掖庭の獄に入れられていた武媚娘は、雉奴の冊封に伴って下された恩赦により釈放される。だが李牧は重罪人であるため恩赦の対象ではなかった。