第62話  武媚娘の作戦

busokuten_62.jpg 武媚娘を昭儀に封じるという勅命を撤回させるため、裴行倹は関隴集団を代表し、朝議で笏に頭を打ちつけ諫言をする。だが李恪が裴行倹に反論したため、昭儀の冊封に反対する者は何も言えなくなる。武媚娘の台頭に危機感を募らせた皇后は、長孫無忌の助言により、皇子の1人を養子にもらうことにする。その子を皇太子に立てれば、皇后の地位を盤石なものにできるからであった。一方、武媚娘は皇后を倒すための作戦を着々と進めていく。