第59話  渦巻く妬み心

busokuten_59.jpg 武媚娘の罰が軽すぎると感じた蕭淑妃は、不満を募らせ、武媚娘をひいきしていると李治に訴える。だが武媚娘の罪が濡れ衣だと思い込んでいる李治は、淑妃の訴えを退ける。ひと月が経ち、承慶殿から出てきた武媚娘は、竹林雅軒に戻った途端、貧血で倒れてしまう。その知らせを聞いて駆けつけた高陽公主と李恪は、診察に当たった侍医により、武媚娘には流産の兆候が見られ、何者かに堕胎薬を盛られている可能性があると告げられる。