8月10日~8月14日

8月10日(月)
「日韓関係の現状と課題とは」

ゲスト:黒田 勝弘(産経新聞ソウル駐在客員論説委員)、平井 久志(共同通信元ソウル支局長)

8月15日は日本にとっては敗戦の日だが、韓国にとっては"独立"を取り戻した「光復節」だ。その日を前にして、韓国・江原道の私設植物園内に、慰安婦をイメージした少女の前で土下座する男性像が完成。当初、この男性像は「安倍総理を意図した」ということで韓国内でも物議を呼び、除幕式は中止となったものの、日韓間での新たな火種となった。
改善の見えぬ日韓関係、支持率低下に頭を悩ます文政権の行方、文大統領の後継候補などについて、ジャーナリストと徹底討論する。


8月11日(火)
「トランプ劣勢は本当か? 米大統領選の最新情勢」

ゲスト:古森 義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)

11月3日のアメリカ大統領選まで、3カ月を切った。共和党の現職・トランプ大統領は、新型コロナの感染拡大と経済危機に加え、全米に広がった人種差別抗議デモの影響などにより、世論調査では劣勢に立っている。一方、民主党候補のバイデン氏は、世論調査でリードするものの支持者の熱気が乏しく、話題の中心は女性の副大統領候補選びだ。
4年前は、事前の予想を覆して大統領の座に就いたトランプ氏だが、今回は本当にピンチなのか?バイデン氏が当選すれば、就任時78歳と史上最高齢の大統領となるが、不安要素はないのか?日本では報じられない、米大統領選の最新情勢を聞く。


8月12日(水)
「激化する"新冷戦" どうなる米中対立」

ゲスト:佐橋 亮(東京大学東洋文化研究所 准教授)、柯 隆(東京財団政策研究所 主席研究員)

領事館の閉鎖に中国製アプリの使用禁止など、中国への締め付けを強めるアメリカ。一方、アメリカが違法と主張する南シナ海支配をより強めるなど、強硬な姿勢を示す中国。そんな中、10日には過去最高位の高官として、アザー米厚生長官が台湾訪問。もっとも譲れぬ「ひとつの中国」体制に手を突っ込まれたとして、中国共産党は激高した。
"米中新冷戦"は、このままエスカレートし続けるのか?日本はどうすべきなのかも、検証する。


8月13日(木)
「課題だらけの野党合流」

ゲスト:玄葉 光一郎(元外務大臣 / 衆議院議員)、中北 浩爾(一橋大学大学院社会学研究科 教授)

野党の立憲民主党と国民民主党が、合流へと駒を進めている。元々は旧民主党・旧民進党のメンバーが2017年総選挙を機に分裂した両党は、来る総選挙に向け「大きな塊」になるべく、合流協議を繰り返してきた。
しかし両党は、憲法や消費税などを巡り、そこかしこで政策面での溝が目立ってしまっていた。両党が解党した上で新党を結成するという点では合意したものの、政策面での溝は残り、党名を巡っても綱引きが続いてきた。結果、ついに11日、国民民主党の玉木代表は「合流派と残留派に分党する」方針を明言。自らは残留する決意を表明した。
果たして、今後野党が有権者からの支持を得るには何が求められるのか?野党合流の課題を考える。


8月14日(金)
「混迷・最悪の日韓関係とポスト安倍」

ゲスト:伊藤 惇夫(政治アナリスト)、辺 真一(コリア・レポート編集長)

毎月第二・第四金曜日の『報道ライブ インサイドOUT』は特別編。注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事をピックアップする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーで構成する。

【今回の「クロスアングル」】
◆来年9月に近づいた自民党総裁選..."ポスト安倍"の行方について、政治アナリストの伊藤惇夫氏に聞く。いま一番近いのは誰なのか? そしてカギを握る要素は?
◆悪化する一方の日韓問題。徴用工に輸出管理、対北朝鮮など問題山積の日韓だが、いずれも解決の糸口は見えていない。問題解決には何が必要なのか、辺真一氏に聞く。