8月17日~8月21日

8月17日(月)
「香港で民主派逮捕!選挙延期!」

ゲスト:倉田 徹(立教大学法学部 教授)、小原 凡司(笹川平和財団 上席研究員)

今年9月に予定されていた香港立法会選挙が一年延期された。表向きの理由はコロナ感染拡大防止とされるが、実体は香港の民主化阻止にある。
実際、昨年の区議選での民主派圧勝に危機感を抱き、中国政府は「香港国家安全維持法」をスピード成立させている。
その成立を号砲に、民主派の躍進を阻む動きは激化し、第一弾として"民主の女神"周庭氏や民主派を支援するメディア企業創業者・黎智英氏らを逮捕するなどの弾圧を強行した。
香港の最新情勢と命運、その背景に潜む中国共産党の策略について、専門家と共に徹底討論する。


8月18日(火)
「支持率回復に向け韓国・文政権が切る反日カードとは」

ゲスト:真壁 昭夫(法政大学大学院 政策創造研究科 教授)、真田 幸光(愛知淑徳大学 ビジネス学部ビジネス研究科 教授)

韓国の文在寅大統領は、日本統治からの解放記念日『光復節』の式典で、いわゆる徴用工問題に言及し、「日本と向き合う準備ができている」として、対話を呼びかけた。しかし一方で『対韓輸出規制』については「今後も断固とした対応を取る」とする姿勢を崩さなかった。
そうした中、経済分野の失政や与党関係者のスキャンダル、さらに首都圏の不動産価格高騰に対する国民の不満が膨れ上がり、文政権の足元はぐらついている。
下降の一途をたどる支持率の回復に向け、文氏は今後どのような"反日カード"を切ってくるのか?そして米中対立が日韓問題に与える影響とは? 日韓対立の行方を読み解く。


8月19日(水)
「コロナ時代の地方創生と東京一極集中」

ゲスト:北川 正恭(元三重県知事 / 早稲田大学大学院 名誉教授)、木内 登英(野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト)

新型コロナウイルスの感染拡大で、人や経済が東京へ集中するという日本の抱える弱点が改めて浮き彫りになっている。
日本の人口が減少を続ける中でも、東京都の人口は今年5月に初めて1400万人を突破。東京への「一極集中」が止まらない。一方で内閣府は、コロナ禍で地方移住への関心が高まっているという調査結果を公表するなど、地方活性化に向けた動きも...。
「Withコロナ時代」における、地方創生について考える。


8月20日(木)
「危機の宰相に求められる姿とは?」

ゲスト:森 功(ノンフィクション作家)、細川 隆三(政治ジャーナリスト)

新型コロナの感染拡大が続いている。多くの首長が特措法改正などを求めているが、政府与党は臨時国会の召集に難色を示す。
一方、司令塔である安倍首相の「顔」が見えにくい、との指摘も出ている。コロナ禍で不安の高まる国民に、もっと語りかける時ではないだろうか?さらに、安倍首相の言う「日本モデル」で、果たしてこのコロナ禍が収束させられるのかも未知数だ。
今、求められているリーダーの在り方と、官邸主導で進む日本のコロナ対応について考える。


8月21日(金)「リベラルタイム」
「野党合流で政界は変わるか!?」

ゲスト:枝野 幸男(立憲民主党代表 / 衆議院議員)

立憲民主党と国民民主党の合流をめぐり、国民民主党は分党して、立憲民主党への合流派と残流派に分かれる事態となりました。次期衆議院議員選挙を睨んでの合流構想だったのですが、各種世論調査の数字を見ても野党第一党の立憲民主党ですら、その政党支持率は自民党には遠く及びません。
合流により、政治の流れは変わるのか。そこで今回は「野党合流で政界は変わるか!?」と題して、立憲民主党の枝野代表を招き、話を伺います。