第65話  哀れな皇帝

busokuten_65.jpg 武媚娘と呉王が承慶殿で一緒にいるところを目撃した李治は、怒りに任せて蕭淑妃と一夜を過ごす。長孫無忌は王皇后が李忠を養子にしたことを受け、立太子を奏上し、李忠の冊封が決まる。武媚娘は王皇后を失脚させる計画に失敗したうえ、不貞の噂を流され劣勢に立たされたが、程なく懐妊していることが判明する。武媚娘が皇子を産めば脅威になると考えた蕭淑妃は、道士を招いて祈祷を行ってはどうかと王皇后に相談を持ちかけるのだった。