第73話  皇后 武媚娘

busokuten_73.jpg ついに武媚娘は皇后の座まで上り詰め、宮中での勢力を着々と広げつつあった。そんなある日、李治に再び中風の発作が起こる。李治の中風は治るどころか悪化の一途をたどっていたのだ。発作により意識を失ってしまった李治に代わり武媚娘が朝議に出席することに。そして大臣たちの思惑が渦巻く中、武媚娘は李治の願いどおり、寒門の者を葱山道への行軍における将軍の座に就け、さらには関隴集団から宮中での兵権を奪うのであった。