第74話  広まる誤解

busokuten_74.jpg 皇后になった武媚娘にいつか殺されるとおびえる皇太子の李忠は、武媚娘が李治の病の治療を阻止し、李治の代わりに奏上文を決裁しているという情報を得る。そこで李忠は武媚娘が専恣横暴だという噂を流し、側近の上官儀たちに廃后を奏上させる。だが武媚娘の苦労を知っている李治は即座に奏上を却下し、廃后を奏上した大臣らを事実上の格下げとする。これを受けて李忠は、自分が皇帝の座に就き武媚娘を排除しようと企むのだった。