9月21日~9月25日

9月21日(月)
「一触即発⁉米中対立激化で...その時菅総理は」

ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信ワシントン支局長)、小原 凡司(笹川平和財団 上席研究員) 

先月末、中国軍が南シナ海に向け中距離ミサイルを発射した。その数日前に、アメリカが南シナ海の軍事拠点化に関与したとされる中国人や企業に対する制裁を発表していたことが、背景にあると見られる。
さらに中国は、米軍偵察機が中国軍事演習区域を飛行したとして反発を強めるなど、米中の非難の応酬が止まらない。両国の関係は「新冷戦」から「熱戦」へとエスカレートする危険性を秘め、台湾をめぐっても"不測の事態"が勃発する可能性は否定できない。トランプ政権と習近平指導部の思惑や背景を、専門家と共に徹底分析する。


9月22日(火)
「米国で本格始動した『菅義偉首相研究』」

ゲスト:古森 義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部 教授)

「安倍政権を継承」した菅義偉首相の手腕が試されるのが、外交・安全保障政策だ。当の菅首相は、外交姿勢に関して「日米同盟を基軸とし、アジアの国々と付き合うのが大事」と説く。
安倍晋三前首相がトランプ大統領と"蜜月"といわれる個人的関係を築き、安定した日米関係を維持してきただけに、米国側は新首相に関しては「内政には強いが外交は未知数」という印象を持つ。菅政権に対する、米政界やマスコミの「期待と懸念のポイント」はどこなのか? 本格的に始まった米国「菅研究」の舞台裏に迫る。


9月23日(水)
「菅政権の対韓外交『韓国疲れ』脱却なるか⁉」

ゲスト:佐藤 正久(自民党参議院議員 / 元外務副大臣)、辺 真一(コリア・レポート 編集長)

菅新政権発足から一週間。前政権が残した課題の中で、とりわけ難度が高い分野が外交問題だ。日韓関係に至っては「修復困難」とまで言われ、政官民の間で「韓国疲れ」さえ起きている。慰安婦問題、徴用工問題などでの韓国側の国際法違反を是正させたい日本と、それに応じない韓国という図式が膠着したままなのだ。
韓国・文政権が歴史問題に固執すればするほど、政治・経済・文化といった重要分野がなおざりに。菅政権はこれをどう舵取りするのか? 日韓外交に精通するスペシャリストが大胆分析する。


9月24日(木)
「スガノミクスで日本経済は?」

ゲスト:細川 昌彦(明星大学経営学部 教授)、木内 登英(野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト)

コロナ禍で、感染対策と経済対策の両立を求められる菅新政権。経済に関してはアベノミクスの継承を訴えているが、独自の"スガノミクス"も徐々に見えてきた。「縦割り行政打破」や「規制改革」「デジタル庁の新設」を訴え、組閣人事でも"菅カラー"を出した。「携帯料金の引き下げ」や「最低賃金の引き上げ」も唱えるが、果たして、日本経済を復活させられるのか。
姿を現し始めた"スガノミクス"の内容と、その効果と課題について考える。


9月25日(金)「タカラベnews&talk」
「『在宅医療』のトップランナーが語る最前線」

ゲスト:佐々木 淳(医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長)

毎月最終金曜日は「タカラベnews&talk」。経済ジャーナリストの財部誠一が、注目ニュースの真相とその裏側に隠れている背景や、いま注目の人物から話を聞き出す。今回のゲストは1都3県で「在宅医療」を手掛けている医療法人社団悠翔会の佐々木淳理事長・診療部長。15の拠点で76人の医師を抱えて24時間365日体制で5000人の患者を診ている悠翔会の佐々木理事長は、「在宅医療」のトップランナー。まだ多くの人が知らない「在宅医療」とはどんなものなのか、その実情と課題について聞く。また冒頭のニュース解説では新しく就任した菅義偉首相が語った、「国民のために働く内閣」とはどういう意味なのかについて解説する。