12月14日~12月18日

12月14日(月)
「覇権強める中国 問われるバイデン政権の対中姿勢」

ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信ワシントン支局長)、野嶋 剛(ジャーナリスト / 大東文化大学社会学部特任教授)

中国は香港民主派への弾圧を強め、台湾への軍事的威嚇をエスカレートさせ、あまつさえ少数民族への粛清も烈度を高めている。ところが、来年に発足する米国バイデン政権の対中国戦略は、現時点では不透明だ。
果たしてバイデン政権は、現在のトランプ政権同様、中国の覇権主義に歯止めをかけるのか?そして米中の狭間に立たされる、日本への影響は?
トランプ政権後の米中関係について、米中双方の専門家と共に読み解く。


12月15日(火)
「多難な船出?バイデン"次期"大統領」

ゲスト:古森 義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)

米国の分断が深まった大統領選から1カ月半。14日には全米538人による選挙人投票が行われ、過半数を獲得すれば、バイデン氏の勝利が公式に確定する。
すでに、バイデン氏は主要な閣僚人事を発表し、政権移行に備えるが、その前途は多難だ。
トランプ大統領という「共通の敵」がいなくなり、民主党内は穏健派と急進左派・革新派の対立が深まっている。また、著しい経済格差社会への反発も手伝い、舵取り次第では、さらなる大混乱を生みかねない。
そして、新大統領が日米関係に及ぼす影響は?最終決着へヤマ場を迎えた、米大統領選の舞台裏に迫る。


12月16日(水)
「コロナ感染拡大 医療逼迫の現状と解決策」

ゲスト:塩崎 恭久(自民党衆議院議員 / 元厚生労働大臣)、寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科教授) 

新型コロナウイルス「第3波」の収束が見えない中、重症患者の増加に医療現場が悲鳴をあげている。
各地の病院で起きたクラスターや、深刻化する人手不足。大阪と北海道には、ついに自衛隊が派遣された。一方、週末の全国主要駅・繁華街の人出は増えており、「勝負の3週間」は大きな成果が見られなかった。
病床数世界一を誇っていた日本において、医療の逼迫はなぜ起きたのか?問われるその対応策とは?
そして、海外で始まったコロナワクチン接種を通して見えてきた課題と、日本での接種の目処は? 専門家が徹底分析する。


12月17日(木)
「コロナ対策「日本モデル」の功罪」

ゲスト:佐藤 正久(自民党参議院議員)、鈴木 一人(東京大学公共政策大学院 教授)

政府によるコロナ対応、いわゆる「日本モデル」について、民間の臨時調査会が包括的な報告書をまとめた。その中で、官邸スタッフの一人は「泥縄だったけど、結果オーライ」と発言。アベノマスク配布や給付金の遅れなど、様々な問題が浮き彫りとなったにもかかわらず、「結果はオーライ」だったとされたのだ。
現下の菅義偉政権下でも、「GoToキャンペーン」を巡り、再び泥縄式の対応が繰り返されている。"要請"と"自粛"ばかりを口にし、明確なリーダーシップを示さない国のトップに、国民は困惑するばかり。
第1波~第2波の教訓は、なぜ活かされないのか?当面は続く可能性大のコロナ禍を、どう乗り切るのか?"泥縄"にならないための対応策を考える。


12月18日(金)「リベラルタイム」
「新しきJR東日本」

ゲスト:深澤 祐二(東日本旅客鉄道[JR東日本]代表取締役社長)

新型コロナウイルスによって、鉄道主要18社は21年3月期に全社赤字予想。とりわけJR東日本は4,180億円の赤字予想です。こうした中、どう経営を立て直して行くのか。そこで今回は「新しきJR東日本」と題して、経営の立て直し策に加え、今年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅、鉄道以外の事業、さらには新幹線試験車両「ALFA-X」について、JR東日本の深澤祐二社長に伺います。