12月21日~12月25日
12月21日(月)
「総括!2020 コロナで激変"世界の風景"」
ゲスト:藤原 帰一(東京大学 未来ビジョン研究センター長 / 国際政治学者)、ティム・ケリー(ジャーナリスト / ロイター通信 東京上席特派員)
今年最後の『報道ライブインサイドOUT』放送週は、1年の総括で送る。21日月曜日は、2020年の「世界」を総括する。
地球全土を襲った新型コロナウイルスによる極めて暗い影は、日本でもオリンピックを延期に追いこみ、多くの感染者と経済的打撃を生んだ。だが、世界に目を転じれば、コロナ禍の影響はケタはずれに深刻で、コロナは"世界の風景"を激変させてしまった。
加えてアメリカ大統領選挙、そしてイギリスのEU(欧州連合)離脱などに象徴される、国家・国民の間の「分断」は、世界の社会・政治・経済に「深い傷」を残した。果たしてアメリカの新政権には、この「深い傷」を癒す力はあるのか?専門家と共に徹底検証する。
12月22日(火)
「総括!2020 今年の政治を振り返る」
ゲスト:山田 恵資(時事通信社解説委員)、中北 浩爾(一橋大学教授)
新型コロナ対策の渦中、憲政史上最長となる7年8カ月に及んだ安倍晋三政権が、9月に突然、幕を閉じた。後継の菅義偉首相は「安倍路線の継承」を掲げ、高支持率でスタート。しかし、「GoToトラベル」の全国一斉停止の発表時機などが災いし、支持率は下落傾向にある。
菅政権で、政治手法や政策決定はどう変わったのか?本格長期政権となるのか、それとも短命に終わるのか?2020年の政治を総括し、次の政局を展望する。
12月23日(水)
「総括!2020 今年の経済を振り返る」
ゲスト:伊藤 元重(学習院大学国際社会科学部 教授)、早川 英男(東京財団政策研究所 上席研究員)
猛威を振るう新型コロナウイルスにより、急速に悪化した今年の日本経済。リーマン・ショックを超える戦後最大の落ち込みになると見られている。
冬が近づくにつれて感染者が激増し、第3波への不安から個人消費や企業活動も再び萎縮し始めているが、景気回復に向けた先行きは見通せるのか?
年の瀬になって、政府が頼みの綱の「GoToキャンペーン」一時停止という決断も強いられた今年の状況を振り返り、2021年の経済を予測する。
12月24日(木)
「総括!2020 ノンフィクション作家が斬るコロナ禍の2020年」
ゲスト:保阪 正康(ノンフィクション作家)
今年2020年が開けた時には"安倍一強"と呼ばれ、盤石だった安倍晋三前首相。だが突然その座を譲り渡し、多くの国民が驚いた。東京五輪・パラリンピックで、歴代最長政権としてどんなレガシーを残すのかが注目されていたはずの安倍政権。コロナ禍で五輪・パラリンピックは延期され、何がレガシーとして残ったのか?安倍政権の歴史的意義とは、果たして?
そして、世界を激変させた新型コロナウイルス。日本では、国民の"自粛力"で被害の大拡大を回避したとの評価がある一方で、かつて体験しなかった「見えない敵」に翻弄される政治の姿もあらわに。安倍政権の跡を継いだ菅義偉政権は、国民の不安と不満を解消できないでいる。
コロナ禍に襲い掛かられ苦悩した安倍・菅の両政権について、ノンフィクション作家の保阪正康氏と振り返る。
12月25日(金)「タカラベnews&talk」
ゲスト:吉田 智誉樹(四季株式会社[劇団四季]社長)
今回のゲストは、日本一の演劇集団、劇団四季の吉田智誉樹(ちよき)社長。
劇団四季は、2月末に新型コロナの影響で全公演が中止に追い込まれ、多大な経済的被害を被った。7月中旬に活動再開したものの、ここに来て再び新型コロナが拡大。総勢1400人の役者・スタッフを抱え、どう舵取りをしていくのか。吉田社長に、今後の劇団四季の戦略を聞く。