第80回  コロナ禍に負けず暖簾を守る名店へ!頑張れ居酒屋編 第2弾!

頑張れ居酒屋編 第2弾

やまないコロナ禍...それでも居酒屋の多くは、懸命に暖簾を守り続けています。
今回は、太田さんが二つの名店にエールを送ります!

最初に訪れたのは、江戸情緒の残る街、東京・人形町。太田さんがこよなく愛する一軒『酒喰洲(しゅくず)』です。なぎら健壱さんもこの店の大ファンで、看板の文字を書いています。
扱う料理は魚介類専門。開業以来15年、立ち呑みを貫いてきた「酒喰洲」でしたが、コロナ禍の影響を受け、昨年10月リニューアルオープン。椅子とアクリル板を設置しました。しかし、それでも値段はそのままです!
コロナがきっかけで始めたテイクアウトメニュー、豪華な刺身の盛り合わせも大ヒット! 太田さんは「どんこ肝みそ焼」を注文。普通に焼いた後に、どんこの肝を叩いて味噌にまぜた肝味噌を表面に塗り、オーブンで焼き上げます。その味には、うっとり...。思わず酒が進みます。〆は蕎麦...。ご主人は独学で蕎麦打ちも身に着け、店のリニューアルと共に、香り豊かな蕎麦がメニューに加わりました。

もう一軒は、東京・浅草。コロナ禍によって、観光に大きな打撃を受けた浅草地域ですが、そんな今だからこそ、太田さんは顔を出したい店がありました。昭和33年開業の『志婦゛や(しぶや)』です。
浅草生まれ浅草育ちの三代目ご主人、そして奥様、お母さんの3人で営む老舗。三社祭で神輿を担ぐことが家族の何よりの楽しみでしたが、今年はコロナ禍で中止。大きく肩を落としたと言います。
それでも逆境に負けず絶品料理は健在! ふぐ皮の煮こごりを始め、備長炭を使って焼き上げた「かき焼」、イカのワタが最高に美味しい冬場にしか作らない「塩辛」など、焼き物、刺身、一品料理...江戸前の酒の肴が、何でも揃っていました。

今回も、やまない逆風の中でも懸命に暖簾を守り続ける名店をご紹介します!