第1話  覇星の誕生

miyue_01.jpg 紀元前338年、商鞅の変法と呼ばれる改革で富国強兵を実現した商鞅が秦公嬴駟によって車裂きの刑に処せられた。一方、楚の国では天下を統べる覇者誕生の予兆である覇星が空に現れる。未来の覇者を身ごもる者が後宮にいるという太史令の言葉に、楚王は天下統一への期待を大きくするが、王后は息子の羋槐の王位継承の障害と考え、覇星の誕生を阻止しようと陰謀を企てる。