第21話  凌霄花と銀子

nyoiden_21.jpg 慎常在に侮辱され冷宮の如懿に会いに行った海貴人は、侍衛の凌雲徹(りょううんてつ)に見咎められる。とっさに簪(かんざし)を差し出す如懿に凌雲徹は銀子(ぎんす)を要求、更に冷宮での暮らしも銀子次第で改善すると教えるのだった。ある日、乾隆帝は海貴人に如懿の慰めになると言い凌霄花(のうぜんかずら)の枝を託す。如懿は荒れ果てた冷宮の庭に凌霄花の枝を植え、刺繍(ししゅう)を凌雲徹に託し銀子を得るのだった。同じ頃、凌雲徹が想いを寄せる女官・衛嬿婉(えいえんえん)は鍾粋(しょうすい)宮へ異動が叶い、夢への一歩を踏み出す。