第27話  冷宮を出る日

nyoiden_27.jpg 乾隆帝が如懿を冷宮から出そうとしているのではという噂(うわさ)が後宮に広まった。如懿に危害を加えてきた后妃たちは、何とか手を打たねばとおびえ始める。一方、その状況を察した如懿も、黙って待つのは危険だと考えていた。そんなある日、海貴人の香に辰砂(しんしゃ)が仕込まれ、更には冷宮の如懿と惢心が砒素(ひそ)の中毒で危うく死にかけるという事件が起きる。知らせを聞いた乾隆帝はすぐさま冷宮に駆けつけ、如懿の称号を戻して冷宮から出すことを決意する。