第38話  権勢と犠牲

nyoiden_38.jpg 乾隆帝は嫡公主の璟瑟をホルチン部へ嫁がせるのが最善策だと知りつつも、皇子を亡くしたばかりの皇后を思うと決心がつかない。一方、皇太后も唯一そばに残った娘を手放すまいと、自分の息のかかった重臣らに娘の輿(こし)入れを反対させていた。そこで如懿(にょい)は一計を案じて皇太后を訪ねる。如懿は、皇太后が自らの権勢のため恒媞長公主の輿入れを望んでいると見せかけ、富察(フチャ)氏一族を動揺させることで逆に娘を手放さずに済むと提案する。