第43話  翊坤宮の刺客

nyoiden_43.jpg 金川(きんせん)の戦勝を祈るため、高僧の安吉(アムジ)大師を遠方から招き、祈祷(きとう)が行われる。後宮の長となった如懿は足しげく安華(あんか)殿に通い、祈りを捧げていた。そんなある晩、安吉大師とよく似た服装の不審な男が翊坤(よくこん)宮で目撃され、付近で巡回中だった侍衛が捕縛を試みるが、逃げられてしまう。翌日、乾隆帝と嘉貴妃(かきひ)に呼ばれた如懿は、如懿が安吉大師宛てに書いたとされる文を見せられる。それは安吉大師と如懿が私通しているかのような内容だった。