第45話  七宝の赤い石

nyoiden_45.jpg 如懿の濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を晴らすべく、李玉が皇帝の命を受けて啓祥(けいしょう)宮を訪れた。まずは如懿の筆跡に似た字を書く者がいないかを調べるため、啓祥宮の者全員に字を書かせる。嘉貴妃の侍女・貞淑(ていしゅく)は下手な字を書いたが、李玉に怪しまれて養心(ようしん)殿へ連行されていく。いくつかの尋問を通して貞淑の関与を確信した皇帝は、貞淑を慎刑司へ送ると決め、惢心を釈放した。慎刑司の拷問によって全身に重傷を負った惢心を、侍医の江与彬(こうよひん)が懸命に治療するが...。